WEBマーケティング戦略のカギを握る集客施策と回遊施策

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WEBマーケティングでは、より多くの顧客をWEBサイトに集客をして自社の商品やサービスを購入するように促す活動です。
それには、集客施策はとても重要です。
それと同時にWEBサイトからの離脱を防ぎながら、サイト内の多くのページへと回遊させることも大切です。
ここではそうしたWEBマーケティング戦略のカギを握る集客施策と回遊施策についてご紹介します。

WEBマーケティングにおける集客施策

従来であれば、テレビや雑誌で宣伝しながら顧客を呼び込む集客活動や来客した顧客に商品やサービスを提供する販売活動が主流となっていました。
ところがインターネットが多くの人に利用されるようになった今日では、従来からの集客活動や販売活動を全てオンライン上で行うWEBマーケティングへと移行しつつあります。
ただしオンライン上で行うには、従来のテレビや雑誌に相当する宣伝活動が必要です。
それがいわばWEB広告と呼ばれるものです。
ここでは、そんなオンライン上で行われる集客施術についてご紹介します。

検索エンジンから集客を行うSEO対策

SEO対策は、Search Engine Optimizationの頭文字を取った省略語になります。
日本語で分かりやすく申しますと、グーグルやヤフーなどの検索サイトの検索エンジンを最適化するという意味合いになります。
もっと具体的に申しますと、多くの人はグーグルやヤフーなどの検索サイトで様々なことを検索しながらWEBサイトにたどり着きます。
そこで多くのユーザーが検索サイトを利用した際に、より上位に表示されるようにしないと自社のWEBサイトを見てくれません。
そこでより上位に表示されるようにするのに、オーソドックスな集客施術としては良質なコンテンツを提供するといったSEO対策が挙げられます。
やはり良質で有益な情報が得られると、さらに検索エンジンを多くのユーザーが利用するようになります。
おまけに検索エンジンを利用するユーザーが増えると、グーグルに入ってくる広告費も増えるということが考えられます。
そうしたことからも良質なコンテンツが書かれたWEBサイトというのは、グーグルやヤフーも大歓迎するということがいえるのです。
つまりは良質なコンテンツが掲載されたWEBサイトは、上位に表示されるという結果になるのです。

SNSでファンを獲得する

SNSは、Social Networking Serviceの頭文字を取った省略語です。
具体的には、TwitterやFacebook・Instagramなどが有名です。
ちなみにTwitterは、140文字で気軽につぶやくことのできるSNSです。
一方Facebookは、自分の住んでいる住まいや名前さえも実名で公表しやすいコミュニケーションツールです。
またInstagramは、写真が主体になっているコミュニケーションツールです。
ですので企業側がこうしたコミュニケーションツールを利用すれば、企業やお店のファンも徐々に増えていくようになります。
そうして獲得したファンは、いわば集客施術の一つとして挙げることができます。
さらに写真に特化したInstagramにおいても、美味しい料理がアップされれば翌日には必ずお客さんが訪れるに違いありません。

WEB広告による集客施術

従来のテレビや新聞・雑誌等による広告は、かなり高額な費用が必要でした。
何せテレビのCMに有名芸能人を起用しようものなら、年間で数千万円の広告費が必要ですからね。
それに対してWEB広告はというと、かなりの少額の広告費で宣伝が可能です。
従って従来なら大企業しか手が出なかったような広告ですが、WEB広告なら中小企業でも気軽に利用することが可能ということになります。
そこで代表的なWEB広告を挙げてみたいと思います。
例えばリスティング広告やアフェリエイト広告・アドネットワーク広告・SNS広告・リターゲティング広告などです。
すでにSEO対策すると、検索エンジンの上位に自社のWEBサイトが表示されるようになると申しました。
ところがリスティング広告であれば、ただちに上位表示されるWEBサイトに広告を出すことができるのです。
あるいはSNS広告であれば、TwitterやFacebook・Instagramなどにも広告の配信が可能です。
そうしたことからも低価格でより効果的な広告の配信ができるのが、WEB広告であるといえるのではないでしょうか。

見込み顧客にメールを配信する集客施術

メールマーケティングは、見込み顧客にメールを配信して来訪や商品購入に繋げる集客施術です。
おまけに担当者が、顧客の状況に合わせてメールの配信やクーポンの配信ができるので効率のよい集客方法だといえます。
またコスト面でも従来からの紙面によるダイレクトメールよりも低コストで、柔軟な対応が可能であるという点でもメリットが大きいのではないでしょうか。
こうしたメールマーケティングには、メールマガジン以外にもターゲティングメール(セグメントメール)やステップメール・リターゲティングメールなどがあります。
もう少し具体的にご紹介しますと、メールマガジンは登録したユーザー全員に一斉メールされる仕組みになっています。
一方ターゲティングメールは、誕生日や店舗限定のクーポンなど条件付きのユーザーに限定して配信することができます。
それはステップメールやリターゲティングメールでも同様で、資料請求者や商品購入者など条件に該当するユーザーに配信することができます。
さらにメール配信後は、メール配信ツールなどの分析機能を使えば、あらかじめ設定した目標を元に効果の測定も可能となります。

WEBマーケティングにおける回遊施策

WEBマーケティングにおける回遊施策ですが、魚釣りが大好きな方であれば真っ先に魚の回遊を連想するかもしれませんね。
ここでいうところの回遊とは、お客さんが自社のWEBサイト内でより多くのページを見て回ってもらう!ということを表します。
何せせっかくユーザーが自社のWEBサイトに訪れても、そのページが満足できるものでなかったり、ニーズに応えるものでない場合にはすぐに離脱してしまうに違いありません。
やはりユーザーが離脱しやすいWEBサイトというのは、当然のことながら商品やサービスの購入には繋がりません。
ちなみにユーザーが訪れたWEBサイトから離脱してしまうことを「直帰」といいます。
ですのでこうしたユーザーを直帰させずに、WEBサイト内をできるだけ回遊させる施策が必要になるのです。
ここでは、そんな回遊施策についてご紹介します。

回遊率が低い原因とは?

こうした回遊率と集客率とは、決して比例関係にあるとはいえません。
例えば集客力がアップしたにもかかわらず、回遊率が低いというケースもよくある話です。
それでは回遊率が低い原因は、いったいどこにあるのでしょうか?
それには、以下のような原因が考えられます。
例えばWEBサイト内に掲載されたコンテンツ自体に魅力がない!ということが考えられます。
あるいはWEBサイトが文字ばかりで読みづらいとか、書いてある事柄が分かりにくい!目的の情報が掲載されていない!といったこともよくあります。
要するに、文字だけでなく挿絵や写真を適度に挿入すると居心地もよくなるに違いありません。
あるいは、WEBサイト内で次々にいろんなページに移動しにくい!といった機能面での問題点もあるかもしれませんね。
このWEBサイト内で各ページに移動しにくい!ということに関連することですが、前呼んだページに戻るという点でも戻りやすいWEBサイトにするのが望ましいといえます。
やはり商品購入や資料請求等のコンバージョンを増やすためには、ユーザーを離脱させないような回遊率の高いWEBサイト作りが大切です。

よく利用されている代表的な回遊施策

ユーザーの回遊率を高めるために、よく利用されている代表的な回遊施策をご紹介します。
それにはLPO(ランディングページの最適化)やEFO(入力フォームの最適化)などが挙げられます。
そこでまずはLPOのランディングページとは、ユーザーがWEB広告等からアクセスをして最初に訪れるページのことをいいます。
おまけにランディングページは、通常のホームページとは違ってコンバージョンにも直結するページなので離脱率を防ぐ施策が直ちに必要です。
一方EPOとは、購入をするために顧客の住所や氏名等を記入する入力フォームの最適化をいいます。
とりわけ入力フォームに確認用のメールアドレスを2回入力したり、氏名にフリガナを付けたりするのが煩わしい!というユーザーが多くいらっしゃいます。
そういう意味では、ユーザーにストレスを与えないような入力フォームにすることも大切です。

まとめ

今回は、WEBマーケティング戦略には欠かせない集客施術と回遊施術についてご紹介しました。
例えば様々な集客施術をご紹介しましたが、ご自分の会社に合ったWEBマーケティング戦略を行いながら予算を投入することが大切です。
ですのでどの集客施術に予算を投入するかは、WEB担当者の腕の見せ所といえるのではないでしょうか。
一方回遊施策では、せっかく集客したユーザーを取り逃すということに他なりません。
それこそ釣り上げた魚を取り込む際に、バラしてしまうのと同じくらい悔しい限りです。
そのためこうした集客施策と回遊施策は、念入りに検討する必要があるといえるのではないでしょうか