SEO対策ツール「パスカル」の人気がWebサイト運営者、SEO対策コンサルティング会社、Webサイト制作会社、Webマーケティング会社などWebサイト関係者の間で高まっています。その理由は何でしょうか。
パスカルとは
SEO対策を実施するためにはキーワード調査、競合調査、流入調査、内部診断チェックなど様々なSEO対策ツールを使う必要があります。現在、Webサイト制作関連ベンダから無料・有料を合わせて50点以上のSEO対策ツールが提供されています。
その中でパスカルは、キーワード調査や競合調査によるSEO対策よりも、「どのようなコンテンツを制作すればGoogle検索の上位に表示できるのか」のコンテンツ品質重視のSEO対策有料ツールと言えます。キーワード調査、被リンクチックなどのツールを併用すれば、より精度の高いSEO対策が可能と言われています。
SEO対策をするには
SEO対策の基本は、
- クローラ(検索エンジンロボット)にWebのコンテンツをインデックスしてもらう
- ユーザが求めているコンテンツを制作・公開する
の2つと言われています。
この2つを実行するのがSEO対策であり、これは現在、次の4つの対策で行われています。
(1)内部対策
内部対策は、クローラがWebサイト内を回遊しやすいようにURLコードを整理することです。
そのためには、
- サイトの階層構造がシンプルである
- 内部リンクが整理されている
必要があります。
内部対策はできていて当然のSEO対策であり、できていない場合は早急に行う必要があります。
(2)キーワード対策
キーワード対策は、ユーザが求めている情報を容易に検索できるよう、コンテンツのキーワードを適切に設定することです。
そのためにはキーワード調査ツールで、ユーザは「どんな情報をどんなキーワードで」検索しているかを調査する必要があります。
例えばコンテンツ数が数十点のサイトを制作する場合、数千から1万前後のキーワードを調査し、どの情報にはどんなキーワードが適切なのかを見極める必要があると言われています。
なおSEO対策=キーワード対策と思われがちですが、キーワード対策はSEO対策の1つに過ぎません。
(3)被リンク対策
被リンク対策は、他社サイトからリンクを貼られることです。
Googleは「他社サイトからリンクを貼られるコンテンツは良質なコンテンツ」との考えを持っていると言われます。
被リンク対策をするには、情報価値が高い良質なコンテンツを制作・公開することが重要になります。
(4)コンテンツ対策
SEO対策をするためのコンテンツは、
- オリジナルコンテンツである
- ユーザが求める情報である
- 競合サイトのコンテンツとの違いを明確にする
などの必要があります。
そのためには、
- ユーザが求める情報を盛り込んだオリジナルコンテンツの制作と、それに適したキーワードの設定
- メインタイトルにキーワードを入れる
- h2・h3のタイトルにキーワードや共起語を入れる
- ユーザが求める情報を簡潔かつ具体的に書く
- 主語、述語、目的語、名詞などを正しく用いる
- 文章内でキーワードを自然な形で用いる
などを意識したコンテンツを制作する必要があります。
パスカルで何ができるのか
SEO対策はキーワード調査、競合調査、内部診断チェックなど様々なツールを駆使し、上述した4つの対策を統合的に実施する必要があります。
ところがSEO対策の現場では、
- 効果的なSEO対策を実施するにはSEO対策の専門知識と経験が必要だが、その人材がいない
- ツールの活用リテラシーや4つの対策は担当者により個人差が出るのでSEO対策の成果にばらつきがある
- 4つの対策を統合的に実施するためには大変な手間と時間がかかる
- 効果的なSEO対策実施のノウハウを蓄えている会社が少ない
などの悩みを抱えていました。
この悩みを一挙に解決したのがバカルと言えます。
その要因は競合分析、コンテンツ分析、キーワード分析、ランキング取得の4機能を、操作管理画面でダッシュボード化したパスカル独自のUI(ユーザインタフェース)にありました。
統計分析ツールでもあるパスカルには、次の基本機能が搭載されています。
(1)競合分析機能
Google検索上位30―50位までの競合サイトの状況をリアルタイムで分析できます。分析要素は次の10点です。
- コンテンツの文字・単語数、コンテンツの網羅性・独自性など
- タイトルタグの文字数、キーワード数、キーワード位置
- メタディスクリプションの文字数
- h1タグ、h2タグの使用個数、文字数など
- h3/4タグと強調タグの個数
- 発リンクと被リンクの内容
- クローラビリティ
- ページ情報
- ドメインのインデックス数、関連ページ数など
- スパム行為(コピーコンテンツの有無)
(2)コンテンツ分析機能
ユーザが求めている情報を単語ベースで調査し、コンテンツに含めるべき重要なトピックや共起語を一覧表示できます。
これによりGoogle検索上位ページが使用している語句や共起語を把握できます。
(3)キーワード分析機能
キーワードの検索意図(ユーザがどんな情報を求めてそのキーワードで検索しているのか)、競合サイトの流入キーワードなどの分析が可能です。
例えば流入キーワード分析では、最大1000語句について自社サイトと競合サイトとの比較や、SEO対策に有効なキーワードの自動選定が可能です。
(4)ランキング取得機能
全国1000カ所以上の場所を指定し、その場所ごとの検索順位調査が可能です。
「パスカル人気」が高い理由
パスカル人気が高いのは、パスカルを導入したユーザから次の評価がされているからと言われています。
(1)競合分析機能に対する評価
SEO対策のコンテンツ制作においては、真っ先に競合分析をする必要があります。SEO対策の目的が、競合サイトより自社サイトのコンテンツのGoogle検索上位表示にあるからです。そのためには、まず競合サイトのコンテンツがどのような検索キーワードでGoogle検索されているのかを突き止める必要があります。
そこでパスカルでは、自社コンテンツで使用したいキーワードと競合サイトのURLを入力すれば、自社で使用したいキーワードに対する検索結果上位30位が自動的に表示される仕組みになっています。
これにより自社で使用したいキーワードに対する競合サイトとの位置関係把握(競合サイトに何ポイント引き離されているのか、どのコンテンツ要素で引き離されているのかなど)が可能になります
さらにSEO対策に重要なコンテンツに関して、自社サイトの分析結果と具体的な改善策も提案してくれます。
(2)コンテンツ分析機能に対する評価
パスカルのコンテンツ分析機能を使用すると、Google検索上位に表示されている競合サイトが共通して使用しているキーワードを把握できます。またそのキーワードに関連した語句、共起語、トピックなども把握できます。
これらの要素を採用して自社コンテンツを制作することで、競合サイトの差を縮める、あるいは追い抜くなども不可能でなくなります。
(3)キーワード分析機能に対する評価
キーワード選定は、コンテンツ編集者にとって骨が折れ、時間がかかる酷な作業になっています。Googleアナリティクスでは、適切なSEO対策キーワードを選定できないこともその要因になっています。
しかしパスカルは、Googleサーチコンソール(キーワード選定ツール)との連携機能を搭載しています。このためGoogleサーチコンソールを使えば、適切なSEO対策キーワード選定が容易にできるようになっています。
つまりパスカル本体のキーワード分析機能と、Googleサーチコンソールの併用によりSEO対策効果の高いコンテンツを効率的かつ短時間で制作できる仕組みになっています。
まとめ
パスカルユーザの一人は、パスカル導入により「SEO対策業務を約40%時短できた」と話しています。「SEO対策に時間と経費が掛かる」、「SEO対策の専門知識と経験を持った人材がいないので専門会社に委託しているが、そのコスト負担が大きい」などで悩んでいるWebサイト運営会社やサイト制作関連会社の場合、導入の検討に値するツールと言えるでしょう。