フェイスブックが誕生した経緯については、映画でも話題となり多くの人が知るところです。おまけに創業者のマーク・ザッカーバーグ氏がハーバード大学の在学中に始めたというのだから、それについても驚かされます。そんなフェイスブックもウィキペアによると、2020年の時点で毎月12億5000万人の人が利用しているといいます。その上、無料でアカウント登録をして利用できるということもあって、一般人だけでなく今や多くの企業が利用しています。ここでは、SNSの中でも最大規模を誇るフェイスブック広告について利用方法や支払い方法についてご紹介します。
フェイスブック広告を出すための手順
フェイスブックは、冒頭でもご紹介したように利用者が多いため企業やお店の宣伝に広告を出すという方も多くいらっしゃいます。
またアカウント登録をする際には、実名で登録が必要なのでSNSでよくあるような誹謗中傷などが比較的少ないという点でも安心して利用することができます。
そしてフェイスブック広告の大きな特徴として、ターゲットユーザーを居住地や年齢・性別・趣味などの条件を絞って設定できるというのも挙げられます。
ここではそんなフェイスブック広告を出すための手順をご紹介いたします。
アカウント登録及び開設
フェイスブック広告を出すためには、フェイスブックへのアカウント登録と開設が必要です。
このアカウント登録と開設は、パソコンとスマホのどちらでも可能です。
ただし、個人の場合には実名による本人名義の登録のみとなっています。
一方、企業名で登録をする際には、アカウント数に上限はありません。
それから広告配信機能については、企業のみとなっています。
ですので個人用アカウント登録をしたページから自分の商品宣伝を行うと、アカウントが停止される恐れがあるので注意が必要です。
ちなみに企業名で登録と開設を行ったフェイスブックページでは、例え商品宣伝を行ってもアカウントが停止されるということはありません。
このフェイスブックページの登録は、
「ビジネス設定」⇒「ページ」⇒「ページを追加」
という手順で進めます。
次に広告アカウントを作成する方法ですが、
「ビジネス設定」⇒「アカウント」⇒「広告アカウント」⇒「新しい広告アカウントを作成」
という手順で進めます。
広告の作成
フェイスブック広告を作成するには、
「キャンペーンの作成」⇒「広告セットの作成」⇒「広告の作成」
という3つの手順で進める必要があります。
例えば「キャンぺーンの作成」では、どうしてこのキャンペーン、つまりは広告配信を行うのか?という目的を選択する画面での設定が必要です。
この「キャンペーンの作成」が完了すると、「広告セットの作成」が必要です。
この「広告セットの作成」では、どのようなユーザーに広告配信をしたいのか?といったターゲットユーザーを細かく設定することができます。
やはり宣伝したい商品によっては、ターゲットとなるユーザーが限定されてしまうことがあります。
そのためこうしたターゲットユーザーを細かく設定できるというのは、フェイスブック広告の最大のメリットといえるのではないでしょうか。
またこうしたオーディエンス設定(ターゲットユーザーの設定)では、自動配信と手動配信のどちらかを選択することもできます。
例えば手動配信にすると、広告が表示される場所を選択することができます。
最後に、広告セットの予算やどのくらい掲載するのかといった期間を設定することができます。
その他にも、広告に画像を使うのか、それとも動画を使うのかといった設定も可能です。
支払い方法の設定
広告配信の設定を完了するには、最後に支払い方法の設定が必要です。
この支払方法については、クレジットカードやPayPal(ペイパル)・銀行振り込みなどが選択できます。
ここまでの設定が完了すると、あとは審査待ちになります。
この審査は、24時間以内に行われるので、審査に通れば実際に広告が配信されるようになります。
ただし広告のルールに違反している場合には、審査に通らないのでその点も注意が必要です。
ちなみにどのような広告ルールに注意が必要かと申しますと、フェイスブックが定める広告ポリシーに違反していないかどうかです。
例えば薬物や差別表現など、フェイスブックが定める禁止コンテンツがいくつかあります。
その他にも、ターゲット設定を間違えているとそれも審査に通らない恐れがあります。
それこそ男性向けのブランド商品なのに、ターゲット設定が女性になっていたりするとNGとなります。
フェイスブック広告全般について
フェイスブック広告を出す手順については、すでに申し上げたとおりです。次にフェイスブックのメリットやデメリット、フェイスブック広告の課金方法など、その他のフェイスブック広告全般に関してご紹介いたします。
フェイスブック広告のメリット・デメリット
近年スマホが多くの人に利用されるようになっため、フェイスブックを始めとしてツイッターやインスタグラムなどのSNSを利用しやすくなりました。
ただしツイッターやインスタグラムは、比較的若い世代の方に人気があります。
一方フェイスブックは、若い世代の方だけでなく中高年や企業など幅広い層に利用されています。
そういう意味では、フェイスブック広告で自社やお店の商品・サービスを宣伝するということのメリットは大きいと言えます。
またフェイスブック広告では、ターゲットとなるユーザーを細かく設定できるというのも大きなメリットであると言えます。
さらにはフェイスブック広告の場合、最低金額が100円という驚くべき少額から配信できるというのも大きなメリットと言えます。
その点は、ヤフーやグーグルなら最低でも何万円という費用が掛かってしまいます。
その上すでに申しましたように、ターゲットユーザーを細かく設定できるので、クリック課金制度を利用すると無駄なクリック数も抑えることが出来ます。
それこそ中古車を販売したいという場合であれば、○○県というように地域を限定できるのでかなりユーザーを絞ることが出来ます。
その他にもフェイスブック広告のメリットは沢山あります。
例えばあなたが「いいね」をすると、あなたの友達やフォロワーにも「いいね」をしたページが配信されるようになっています。
こうした情報の拡散を利用してフェイスブック広告が出来るというのも大きなメリットだと言えます。
その代わりフェイスブック広告にもデメリットがあるのも確かです。
例えば大手検索エンジンの広告は、幅広い層に広告が配信されます。
それに対してフェイスブック広告は、フェイスブックに登録しているユーザーにしか配信されません。
その点が、やはり大手検索エンジンに広告を出すのに比べると、デメリットだと言えます。
ですから広告を出して配信期間が終わったら、すぐに結果を検証する必要があります。
そして結果が良ければさらに配信期間の延長もアリですが、結果が悪ければ次の作戦へと進めないといけません。
フェイスブックの課金方法
フェイスブック広告を出すには、どんな課金方法があるのかもあらかじめ知っておく必要があります。
そこでフェイスブック広告の課金システムですが、主に3つの課金方法があります。
まずは「クリック課金」ですが、広告のクリック数に応じて課金されるという仕組みです。
次に「インプレッション課金」は、表示される回数に応じて課金されるという仕組みになります。
さらには「最適化インプレッション課金」と呼ばれる希望するアクションを取ってくれそうなユーザーにのみ配信される広告です。
また広告の予算については、支払い金額があらかじめ設定された1日の予算や通算予算よりも多くなるという心配はありません。
まとめ
フェイスブック広告の手順やメリット・デメリット、及び課金方法などをご紹介しました。すでにご紹介したようにフェイスブック広告は、最低100円という低予算から始められます。あるいはターゲットとなるユーザーを細かく設定できるので、狙い撃ち方式で広告の配信が出来るというのも有難いですね。こうしたフェイスブック広告を利用すると、自社やお店の商品・サービスを手軽に紹介できるので断然オススメです。