EC事業者様必見!ECサイトに欠かせないポイントのご紹介

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ECサイトの市場は、年々拡大してきています。
経済産業省の発表によると、BtoC-EC市場は2018年に17兆9,845億円に(EC化率は6.22%)、 BtoB-EC 市場規模は、344 兆 2,300 億円(EC化率は30.2%)と言われています。また、最近ではフリマアプリなどのCtoC市場も盛んになってきており、フリマアプリの2018年の市場規模は6,392億円でした。BtoB、BtoC、CtoCすべてにおいてECサイトは拡大してきており、今後ECサイトはさらに拡大していくことが予想されます。2024年には27兆2,000億円まで拡大すると予測されています。
つまり、ビジネスを行っていく上で、ECサイトは欠かせない存在となってきています。
そこで、ECサイト事業者の方必見!ECサイト事業を行う上で欠かせないポイントをご紹介します。

◎2020年以降、ECサイトがビジネスの肝となる!

◆新型コロナウイルスで変わったライフスタイル

新型コロナウイルスの影響で、打撃を受けた企業も多いのではないでしょうか?
世の中全体が売上獲得に苦戦する中、ECサイトの需要は高まっています。
不要不急の外出が制限され、対面でのビジネス活動に制限が出ており、売上獲得に苦戦する企業や店舗が増えてきています。しかし一方で、外出せずに買い物ができるECサイトを活用し、日々の生活の中でのECサイトを利用する消費者が増えてきています。
今のところ新型コロナウイルスは収束する目処も立っておらず、実店舗の場合、今後もすぐに今までのような客足が戻る可能性は低いものと考えられます。そのため、新しくEC市場に参入する企業も増えていくでしょう。国としても、非対面ビジネスを推奨しており、助成金などもあります。しっかりと対策をとって、ECサイトを運営していくことをおすすめします。

◆スマートフォン利用者の増加

ECサイトの利用率が増えて来ている背景に、スマートフォンの利用者が増加していることも原因として挙げられます。総務省によると、世帯におけるスマートフォンの保有割合が79.2%と言われており、個人におけるスマートフォン保有率は64.7%と言われています。

つまり、今までであれば、「家族でパソコンを見る」といったように、個人が直接ECサイトに触れ合う機会は少なかったですが、今では個人でスマートフォンを持つ人が増えているため、個人がスマートフォンから欲しいものを購入する、ということが増えてきていますし、今後もより増えていくと予想されます。

◆年代別インターネット利用率

総務省によると、国内のインターネット利用率は80.9%で、年齢階層別に見ると、13歳から59歳は90%を超えています。中でも注目すべきは、60代の74%、70代の46.7%がインターネットを利用しています。
つまり、今まではシニア層はインターネットは使わない、と思われることが多かったですが、シニアのスマートフォン利用率が増えてきていることがポイントとなります。
そのため、ECサイトのターゲットをシニア層以外に絞り込むのではなく、商品のターゲットがシニア層も含むのであれば、しっかりとシニア層もターゲットとしたECサイト制作をしましょう。

◎ここだけは抑えて!ECに関する動向をチェックしよう

実際にECサイトを運営していくために、何が必要なの?作ることはできるけれど、どうやって運営していったらいいの?という方もいるのではないでしょうか。そういった方のために、ECサイト運営に欠かせない3つのポイントをお伝えします。

◆Amazon、楽天などショッピングモールの活用

世の中全体が売上獲得に苦戦する中、Amazonや楽天は成長を続けています。
ECサイト大手の楽天市場の流通総額は3兆8,595億円、Amazonの流通総額は3兆4,238億円と言われており、大手2社でECサイト市場の約50%を占めています。
2019年11月にはYahoo!を傘下に持つZホールディングスが、「ZOZOTOWN」を買収し、ECサイト市場の今後の動きに注目が集まっています。
Amazonや楽天などのショッピングモールのメリットは、そのブランド力です。つまり、購入を考えている人が流入してくるので、商品の魅力がユーザーに訴求できれば、購入につながる可能性が高くなります。
また、Amazonや楽天などのメリットは、マーケティングに利用できる点が挙げられます。自社ECサイトだとなかなか難しい、新しい顧客との接点を増やしながら顧客獲得、売上向上を測ることが可能になってきます。

◆Instagram経由のショッピング動向

Instagramを運営しているFacebook社によると、2019年6月時点で国内の月間アクティブアカウント数が3300万を突破したと発表していいます。
若い女性を中心に利用されているInstagramですが、情報を調べる際、検索エンジンではなくInstagramで調べる、という人も増えてきています。
そして、そのままInstagramで気に入ったものを衝動買いしたり、直接購入には至らなくても、そのお店のファンになり、何度かそのお店のInstagramに足を運ぶことで購入に至るケースも少なからず発生しています。
2018年6月には、Instagramの投稿からECサイトにリンクを張り、購入することができる「ShopNow」が日本でも始まりました。
そういった時代の流れからも、今後もInstagramを利用したショッピングは増加していくと考えられます。

◆ECサイトのバックヤード改善

ECサイトで他社との差別化をしていくためには、バックヤードの改善を行うことが肝となってきます。バックヤードとは、ECサイトの、販売側ではなく、裏側の、お問い合わせを受けてからお客様のところまで配送するまでの管理側のことを言います。例えば、もし集客ができ、受注が増えても、在庫がない!発送までに時間がかかる!となってしまっては、お客さんも離れてしまいます。

意外と、バックヤードが顧客満足につながる鍵だったりします。

ECサイトを運営するときに、
・どういった商品を載せよう?
・商品をどうやって見せよう?
・どうやって集客しよう?
と考える方はたくさんいます。

ただ、消費者が見ているポイントは、商品や見た目はもちろんですが、
・店員さん、スタッフの対応がいいかどうか
・迅速な発送をしてくれるかどうか
・パッケージがきれいかどうか
といった、バックヤードをしっかりと整えることが顧客満足につながるポイントになります。

◎まとめ

ECサイトを制作し、運用していく上で大事なポイントをお伝えしてきました。
新型コロナウイルスという時代の背景もあり、最初にもお伝えしましたが、今後ビジネスを展開していく上で、ECサイトを運営していくことは欠かせなくなってきます。そして、同時に、ECサイトに参入していく企業も増えていきます。
しっかりとECサイトを運用していくことで、売上の増加を見込んでいくことは可能です。
そのためにも、しっかりと世の中の事情を把握して、自社のマーケティング、そして販売戦略に生かしていきましょう。