Webサイトを作るときには、自社でサイトを作れないとなれば、Web制作会社に制作を依頼します。
Web制作会社にはいくつか種類があり、規模も大小と様々です。
適当にサイト制作を依頼するWeb制作会社を選ぶと、思ったのとは違うサイトができるかもしれません。
思い通りのサイトを作ってもらうには、Web制作会社の種類を知り、目的にあった会社に制作を依頼します。
Web制作会社の種類ごとの特徴
Web制作会社はいくつもあり、それぞれの会社で得意とする分野が違います。
サイト制作をWeb制作会社に依頼するときは、何を重点にするか決めて、依頼先を選びます。
Web制作会社
Web制作を専門に行っている会社です。
主な業務はWeb制作であり、その他にSEOやコンサルなどを行う会社もあります。
システム開発やマーケティングもして欲しいとなれば、外注します。
Web制作を専門に行っているので、サイトに関する知識を沢山持っており、制作するサイトに関しての要望に柔軟に応えてくれます。
サイト制作もデザインも無難に行える会社です。
Webデザイン会社
主な業務はWeb制作ですが、その中でデザインを得意としています。
トップページなどのデザインを綺麗に仕上げてくれます。
サイトの作りや構成よりも、デザインのクオリティが高いです。
デザインを重視してサイトを作って欲しいときは、Webデザイン会社にサイト制作を依頼します。
制作費用は高くなる傾向にあります。
Webシステム会社
Webシステム開発を得意としている会社です。
サイト制作の中でも、ECサイトやWebアプリ、CMSなどを作って欲しいときに依頼します。
JavaScriptやPHPを使ってシステム開発をするので、どのようなシステムを欲しいか要望を言うと、適したプログラミング言語やシステム内容を提案してくれます。
実績の多いシステム会社ほど柔軟にシステム開発に対応してくれますが、デザインはありきたりなものになる場合や、すでにあるテンプレートを使います。
システム開発費用は高いです。
その他の会社
印刷会社や広告代理店などでも、Web制作を行う会社があります。
印刷会社はデジタル化の一環として、広告会社は広告代理業務の一環として行います。
本業ではないので、自社だけで対応できない場合は外注です。
Web制作を本業としている会社よりも、制作費は高くなる傾向にあります。
クラウドソーシング
個人事業主として、Web制作を行っている人です。
クラウドソーシングでWeb制作の依頼を受けています。
制作費用が安いという特徴がある反面、出来上がるサイトの質やデザインは、依頼を受けた人のスキルにより左右されます。
サイト制作のみであり、システム開発までは対応していない人が多いです。
クラウドワークスなどのサイトを通じて、制作を依頼します。
オーダーメイドとテンプレート
Webサイト制作の方法は、1からオーダーメイドで作る方法と、ある程度形の決まったテンプレートを使う方法の2つです。
Web制作会社により、最初からテンプレートを用意しているところと、1から作ってくれるところがあります。
また、ある部分はテンプレートを使用し、機能などの要望やこだわりのある部分はオーダーメイドで作ることもできます。
オーダーメイドとテンプレート のどちらの方法でも、メリットもデメリットもあります。
オーダーメイドは自由度が高い
オーダーメイドは、依頼主の要望を組み込んでWebサイトを作ってくれます。
独自性のあるこだわりのサイトを作ることができます。
こんなサイトを作りたいと希望があれば、オーダーメイドでWebサイトを作ってもらうと良いでしょう。
デザインや機能で、自分の思い通りのWebサイトを作ってくれます。
1からサイトを作るような技術を持っているWeb制作会社なので、出来上がるサイトの質が安定しています。
オーダーメイドで作るサイトは、制作料金が高いです。
こだわりの機能やデザインを取り込むことにより、工程が増えそのために費用が増えます。
思い通りのサイトを作るには、Web制作会社との綿密な打ち合わせが必要です。
出来上がったサイトの機能やデザインの細かい部分の修正に対応してくれる場合があります。
テンプレートでの制作は費用が安い
テンプレートを使ったWebサイト制作は、工程が少なくて済むので、制作費用が安いです。
あらかじめ用意されているテンプレートの中から、気に入ったデザインのものを選び、サイトとして仕上げてもらいます。
Web制作会社との打ち合わせは、最小で済み、打ち合わせに長い時間をかける必要はありません。
独自デザインや細部にこだわった機能を持たせることはできません。
テンプレートを使うと、他社と似たようなサイトができます。
その代わりに、ヘッダーロゴやバナーなどのデザインは対応している制作会社はあります。
Web制作会社の規模
Web制作会社はいくつもあり、それぞれの会社で規模が違います。
数名や10名程度の小規模な会社から、50名以上の大規模な会社まであります。
会社の規模によっても、どんなサイトを作れるか違いがあります。
小規模な制作会社は柔軟に対応してくれる
社員数が50名以下の会社であり、10名~30名ぐらいの制作会社が多いです。
小規模なWeb制作会社のメリットは以下の通りです。
・柔軟性が高い
・品質を保てる
複数人でチームになって制作するために、密になって対応し、作るサイトの質を保ちやすいです。
少人数で動いて制作するので、小回りが利き柔軟に対応してくれます。
依頼主の急な要望や、無理を言う要望などにも対応する会社があります。
出来上がるサイトの内容は、担当者のスキルに依存します。
デザインは得だけど、機能を盛り込むのは苦手などと、会社によって得手不得手な部分があります。
大規模な制作会社は大規模なサイト制作にも対応できる
50名以上の社員数の会社です。
Web制作業界では大規模な会社は少ないですが、有名な会社が多いです。
大規模なWeb制作会社のメリットは以下のようになっています。
・大規模なサイト制作にも対応できる
・プロフェッショナルが在籍している
Webシステムを盛り込むような大規模サイトでも制作できます。
例えば、大手の通販サイトや、全国規模のポータルサイトなどです。
デザインやシステムに精通したプロが在籍しているので、質の高いサイトを作ってくれます。
制作費用は高くなる傾向にあります。
チームとして大人数でプロジェクトにしてサイトを作っていくために、制作に関わる人数が多く、制作費用は高いです。
大規模なサイトを作るとなると、細かい部分まで綿密に打ち合わせしないとなりません。
そのために、打ち合わせは長い時間が必要です。
打ち合わせが不十分なままWeb制作とWebシステム開発をしてもらうと、完成したWebシステムの機能が違う、十分な機能を満たしていないということもあります。
まとめ
Web制作会社は沢山あり、それぞれの会社で特徴が違います。
どのようなデザインやシステムを作れるのか、費用はどれぐらいかかるのかも、制作会社ごとに変わってきます。
どんなサイトを作りたいのか決めてから、どのWeb制作会社に制作を依頼するか決めていきます。