IT業界の発展に伴い、Web上での集客がとても重要になってきました。売り上げが大きく左右されるため、どのような業種においてもWebでの集客に力を入れるようになりました。様々な集客方法がありますが、その中でも無料で行え、さらに大きな効果を得ることができる「SEO」がとても注目を浴びています。
そこで今回の記事では、SEOとは何か、メリットやデメリットについても説明をしながら詳しく紹介していきます。
SEOとは
SEOとは、Search Engine Optimizationの頭文字を取ったものです。日本語では「検索エンジン最適化」と翻訳され、「エス・イー・オー」と呼ばれています。
SEOの目的とは?
SEOの目的は企業によって多少異なる部分はありますが、主に「Web上で集客を行い、購買に繋げる」ことです。検索エンジンで上位に表示されるように対策を行うことで、ユーザーの目に止まりやすくなり、その結果として購買まで至りやすくなるといったものです。
SEOのメリット
SEOを対策するにあたり、様々なメリットがあるため今日でも多くの企業が日々改善を繰り返し、対策を行なっています。たくさんある中でも特に大きな3つのメリット「無料で集客を行うことができる」「アクティブユーザーにリーチすることができる」「ブランディングの効果を得ることができる」を見ていきましょう。
無料で中長期的な集客が見込める
一つ目のメリットが「無料で中長期的な集客を見込める」です。SEO対策は基本的に無料から始めることができます。SEOは対策をして即座に結果が現れるものではありません。正しく対策を行うことでゆっくりと、しかし着実に結果に結びつきます。
検索エンジンに結果が現れるまで、約3ヶ月かかります。上位に表示されれば、その後しばらくの間は、そこからの集客を見込むことができます。
アクティブユーザーにリーチすることができる
二つ目のメリットが「アクティブユーザーにリーチできる」点です。アクティブユーザーとは「ある一定の期間内において、サイトに訪れたユーザー」のことを指します。アクティブユーザーは何かを求めて検索エンジンにて検索をしているため、その「何か」を提供することで、購買にまで至りやすくなるのです。
ブランディング対策も同時に行える
三つ目のメリットが、検索結果上位に表示されることで「ブランディング効果を得ることができる」点です。
上位に表示されるということは、ユーザーのニーズをしっかりと満たす質の高いコンテンツ(サービス・商品)を提供していることを意味しています。そのため、上位にあなたの会社サイトが表示されることで「信頼できる会社」「質の高いサービス・商品を提供している」といった良いイメージを獲得することができるようになるのです。
SEOのデメリット
上記でSEOのメリットを3点紹介しましたが、もちろんデメリットも存在します。ここからは「即効性に欠ける」「人的コストがかかる」「検索エンジンのアップデートに左右される」の3つのデメリットを紹介します。SEO対策を始めようと考えている方はしっかりとこの3点について考慮した上で行うようにしましょう。
即効性に欠ける
一つ目のデメリットが「即効性に欠ける」です。SEOは上記でも少し触れたように効果が出るまでに時間がかかります。最低でも約3ヶ月はかかると言われています。そのため、いますぐにWeb上で集客を行いたいという方々には向いていません。特にビッグキーワードで上位表示を狙う場合には、多くの時間を費やします。
あくまでもSEOは中長期的に、継続的に集客を行うための方法です。
人的コストがかかる
二つ目のデメリットが「人的コストがかかる」です。SEO対策は主に、質の高いコンテンツ(記事)を書き続ける必要があります。さらに、コンテンツを作成してから結果が出るまでに3ヶ月かかりますが、その間もコンテンツを作成し続けなければいけません。
そうなると当然コンテンツを作成する人、ブログを運営する人などそれぞれ担当をする人が必要で、その方達に支払う給与も必要になります。
基本的には無料で行え、上位に表示されることで安定して集客を行うことができますが、そこに到るまでには人的、時間的コストがかかってしまいます。
検索エンジンのアップデートに左右される
三つ目のデメリットが「検索エンジンのアップデートに大きく左右される」点です。どのようなコンテンツが上位に表示されるかを決める「アルゴリズム」が度々アップデートされます。その都度、検索順位が大幅に変わるため、常に最新のアップデートには敏感に、対応していかなければいけません。
アップデート以前は1位に表示されていたけど、アップデートによって1ページ目にも表示されなくなったということも大いにありえます。そのため、SEOに頼りすぎずに、他のWebツールを用いても集客を行えるようにしておきましょう。そうすることで、SEOがアップデートされ、集客が落ち着いてしまっても、そこまで大きなダメージを受けないで済みます。
SEOで上位表示を狙うための5つのポイント
SEOで上位に表示されるコンテンツを作成するために大事なポイントを5つ紹介します。
ユーザー(ペルソナ)の理解
一つ目の大事なポイントが「ユーザーの理解」です。あなたの提供する商品・サービスを届けたいターゲットを理解することで、そのターゲットに最も訴求するコンテンツを作成することができます。
キーワード選定
二つ目の大事なポイントが「キーワード選定」です。キーワードを選ぶ際に、検索ボリュームが大きすぎるものを選んでしまえば、競合他社が多く、上位に表示させるのが困難になります。しかし反対に小さすぎるものを選んでも、そもそも検索をする人が少ないので、上位に表示されても効果をあまり期待できなくなってしまうのです。
そのため、戦略的にキーワードを選定することが重要です。
タイトル・ディスクリプション・サムネイルの最適化
三つ目の大事なポイントが「タイトル・ディスクリプション・サムネイルを最適化する」ことです。これら三つを魅力的で、ユーザーの興味を引くようなものにするだけで、結果が大きく変わります。この部分を作業的に行う人がたくさんいますが、時間をかけてでも魅力的なものを作ることで必ず結果に繋がります。
質 > 量
四つ目の大事なポイントが「質にこだわって記事を書くこと」です。SEOに関する記事を読むと、「とりあえず書こう」と言っているものも発見しますが、とりあえず記事を書いても結果には繋がりにくいです。数ももちろん大切ではありますが、質の低い記事をいくつ提供しても意味がありません。一つ一つの記事に時間をかけてユーザーの潜在的ニーズを満たすものを完成させることができれば、数が少なくても必ず結果に結びつくことができます。
外部対策
五つ目の大事なポイントが「外部対策」です。これまでに紹介した四つのポイントは全て内部対策に部類されます。内部対策とは、あなたが行うコンテンツに関する対策です。一方外部対策は他のサイトから被リンクを受けることです。被リンクを受けるためには良質なコンテンツを提供しなければいけません。そのため、リンクされることで、あなたのコンテンツが良質であることを意味するのです。
スマホユーザーフレンドリー
これまでSEO対策は主に、「パソコンでユーザーが見やすい、利用しやすい」に焦点が当てられてきました。しかし今日では、パソコンで検索を行うよりも、スマホで検索を行うことの方が多くなりました。そのため、それに伴ってスマホでの使い方に焦点を当てることも重要になりました。
まとめ
SEOとはWeb上での集客方法です。上手にSEO対策を行うことで中長期的に安定して集客を行うことが可能になります。結果が出るまでに時間は必要としますが、SEOではそれ以上の結果を得ることができます。即効性がなく地道にコツコツと行うことが大事です。「諦めずに根気強く」という姿勢で取り組むようにしましょう。