「WEB広告の出し方および効果の確認方法」

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インターネットが多くの人に利用されるようになった今日、様々なWEBサイトを見る際にすでに各企業の広告を目にしていることと思います。
そういう意味では、WEB上に掲載される広告の役割や影響力も年々大きくなっているといえます。
しかしながら、WEB広告といっても種類が多く掲載される形式も様々です。
そこでどれを選べばよいのか?分からないというのはもちろんのこと、各WEB広告の費用対効果も把握しておかないと、WEB広告を出したものの効果が把握しきれていないということにも成り兼ねません。
ここではそんなWEB広告の種類や掲載方法、並びに効果の確認方法についてご紹介します。

WEB広告とは

従来ならテレビや新聞・雑誌等に広告を出すというのが主流でした。
ところが多くの人にインターネットが利用されるようになった今日では、インターネット上に広告を出したほうが効果的なのでは?というのは誰もが容易に想像がつきます。
その代わり実際にWEB広告を出そうと思っても、どのように出したらよいのか?どのような種類があるのか?費用はどのくらいになるのか?等々分からないことだらけです。
ここではそんなWEB広告に対する様々な疑問にお答えしたいと思います。

WEB広告の種類

WEB広告には、「リスティング広告」と「タイアップ広告」・「ディスプレイ広告」という3つのタイプが主要な広告として挙げることができます。
例えばリスティング広告は、ヤフーやグーグルの検索サイトで何等かのキーワードを検索した際に、検索結果の画面に表示される広告です。
その代表的なものには、グーグルの「Google AdWords」やヤフーの「スポンサードサーチ」が挙げられます。
このリスティング広告の場合、知りたい情報に関係のある広告なので見込み顧客となる可能性があります。
次にタイアップ広告ですが、メディアで商品や企業の記事を掲載してもらう形式のため記事広告とも呼ばれています。
おまけに信頼性の高いメディアであればある程、掲載される広告記事に対しても信頼されやすいというメリットがあります。
3つ目のディスプレイ広告には、広告主がメディア内の場所を指定して掲載する純広告があり、バナー広告やテキスト広告とも呼ばれています。
例えばヤフーの検索サイトを開いた際に、右上に掲載される広告がこの純広告に相当します。
その他にも、動画広告やSNS広告なども純広告になります。
とりわけユーチューブやツイッター等は、今や世代を問わず多くの人々に利用されているためそこに掲載される広告の影響力は計り知れません。
また閲覧ユーザーの行動履歴に合わせて表示するDSPや過去に訪問したことのあるユーザーに対して同じ広告を表示するリターゲティング広告もディスプレイ広告に含まれます。

WEB広告の課金方法

WEB広告の課金方法にもいろんな形式があります。
主に5つのタイプに分かれるのですが、期間保証型やエンゲージメント課金型・インプレッション課金型・クリック課金型・PV保証型などが挙げられます。
そこで例えば期間保証型は、どのような課金方法なのかをご紹介しますと、一定の期間WEBサイトの任意の広告枠に掲載される広告になります。
ただし一つの広告枠に対して、複数の広告主が共同で利用するので表示形式もローテーションになります。
次にエンゲージメント課金型ですが、ユーザーが動画再生やSNSのシェア等のアクションをした際に課金されるタイプになります。
3つ目のインプレッション課金型は、ディスプレイ広告や動画広告・SNS広告などに利用されることが多く、100回表示されたら〇円といったような決まりになっています。
4つ目のクリック課金型は、広告がクリックされた際に費用が発生する仕組みになっています。
このタイプは、何回表示されたというよりもユーザーが広告をクリックするまでは課金されません。
その代わり、クリック単価が予想以上に高額になることもあるので注意が必要です。
最後のPV保証型は、最初に取り決めた掲載回数に達するまで掲載が保証されるタイプになります。
しかも掲載終了になる期間が、掲載回数によるので1か月の場合もあれば1年かかる場合もあります。

WEB広告を出す際の注意点

WEB広告を出す際には、以下の点に注意が必要です。
まずは何を!誰に!どのように!どのくらい売るのか!という点を決める必要があります。
その次には、WEB広告を見たユーザーを誘導するためのランディングページの制作です。
やはりせっかくWEB広告を見たユーザーを誘導したとしても、商品やサービスの魅力を伝えるページがないと意味がありません。
ですのでランディングページがあるのとないのとでは、数倍・数十倍の差が出てしまうと言っても過言ではありません。
最後には、WEB広告の費用対効果が高まる専用ツールの導入も欠かせません。
例えばユーザーの流入経路や顧客の属性に応じて、最適なコンテンツを表示させることが可能なLPOツールの導入です。
これはLanding Page Optimizationの略語で、ランディングページを最適化するという意味合いになります。
といいますのは、ランディングページもユーザーのニーズに合わせて最適化する必要があるのです。
そうすることで、サイト訪問者の途中離脱を未然に防いで、最後のコンバージョン(成果)にまで導くことが可能となります。
このLPOツールと並行してEPOツールも導入する必要があります。
このEPOとはEntry Form Opitimizationの略語で、入力フォームの最適化を意味します。
この入力フォームの最適化もとても重要で、ユーザーが購入を決意して自宅の住所や名前等を記入する入力フォームの入力のサポートをするのです。
やはりこの入力フォームで何度も同じ文言を入力しないといけない煩わしさから、入力途中で購入をあきらめてしまうというユーザーを軽減させるのが大きな目的です。

WEB広告の特徴及び効果の確認方法

従来のテレビや新聞・雑誌等による広告に対して、WEB広告の場合やり方によっては大きく差が出やすいという特徴があります。
そこでWEB広告の特徴を簡単にご紹介します。
まずはWEB上でアクションからコンバージョンまでが可能であるというのは、従来の広告にはない大きな特徴といえます。
また効果を数字でリアルタイムに測定することもできますし、効果がイマイチの場合には改善も容易にすることが可能です。
そうしたことからもとりあえず出してみる!というのと、あらかじめターゲットとなるユーザーを設定してアクションを取るのとでは大きく差が出てしまいます。
ここではそんなWEB広告の特徴を把握した上で、より効果の出やすい方法や効果の確認方法をご紹介します。

WEB広告の効果測定に使われる指標

WEB広告を出す際には、何度も申しますがとりあえず出してみる!ではダメです。
やはり費用対効果を意識する必要があります。
そこでWEB広告を出した際に、効果の測定によく使われる指標をご紹介します。
まずは広告が何回表示されたのか?という効果を測るための指標としてインプレッション数が挙げられます。
次にコンバージョン率(CVR)ですが、広告のクリック数に対してコンバージョンが何件あったのか?という割合を表す指標になります。
計算式は、CVR=コンバージョン数÷クリック数×100(%)
そしてROIは、どのくらい利益が上がったのか?という投資額に対する利益を示す指標になります。
このROIの計算式は、ROI=利益額÷投資した費用×100(%)となります。
またCPAは、コンバージョンを1件獲得するための金額を表します。
計算式は、CPA=広告費÷コンバージョン数
従って100万円の広告費であれば、そのうち10件のコンバージョンの場合CPAは10万円となります。
そしてそれに類する指標として、オーダー獲得単価(CPO)もあります。
このCPOの計算式は、CPO=広告費÷注文件数
最後にROASという指標は、広告費に対して売上がどれだけあったのか?を率で表します。
例えば50万円の広告費に対して、売り上げが200万円の場合ROASの計算は以下のようになります。
200万円÷50万円×100=400%となります。
この場合、100%を超えれば広告費の回収も完了ということが分かるので、この計算式を使えば費用対効果も一目で分かります。

WEB広告の効果を確認するためのツール

WEB広告の効果を検証するためのツールを導入すると、複数の広告案件の管理が可能となります。
さらには配信先の媒体やネットワーク自体も管理することができます。
それこそ、どの広告案件がどの媒体で何件クリックされたのか?あるいは、コンバージョンは何件だったのか?といった数値が具体的に分かります。
そこで無料版のツールとしては、brik (株式会社テクロコ)が有名です。
その代わり大半の広告測定ツールが、有料版となっています。
そうした有料版の中でもよく利用されるツールを以下に挙げてみたいと思います。

・ウェブアンテナ(株式会社ビービット)
・ADPLAN(株式会社オプト)
・ADGCoCoo(アドゴクウ)(株式会社ディーボ)
・ATS(Click Action Tracking System)」(株式会社マルジュ)

まとめ

WEB広告の種類や効果の測定方法についてご紹介しました。
やはりWEB広告を実施する際には、具体的な数値目標を設定してそれに対して結果の数値はどうであったのか?という効果の測定や効果の確認はとても重要です。
ぜひとも今回ご紹介した内容を活用していただきたいと思います。