ホームページ制作に経営者は関わった方がいいのか?経営者・役員の立ち位置はどうすればいい??

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企業にとって、ホームページを持つことは当たり前になってきました。ホームページが企業の顔とも言われる時代で、どのようなホームページを持っているかで、企業の信頼度も変わってきます。そのため、きちんとしたホームページを持ちたい。と考えている経営者の方も多いのではないでしょうか?

しかし、「作らないといけないと感じながらも、本業も忙しいので、どこまで関与したらいいのかわからない」「一応Web担当者は社内にいるけれど、どこまで任せたらいいのかわからない」と言った悩みをお持ちの経営者の方がたくさんいます。

そのため、ホームページを制作する際、経営者・役員の方がどこまで関与するのがいいのかをご紹介します。

Web担当者がいる場合といない場合によっても異なってくるので、2つのパターンでご紹介します。

■社内にWeb担当者がいる場合

社内にWeb担当者がいる場合、自分はどこまで関与したらいいの?すべて任せていいの?と切り分けが難しいですよね。そこで、やったほうがいいポイントとやってはいけないポイントをご紹介します。

◎役割をしっかりとわけるために、やったほうがいい3つのポイント

・方向性を示す

大切なことは、会社としての方向性を示すことです。ホームページ制作を通して、何を表現したいのか?誰に伝えたいのか?というのは、経営者・役員が最も理解をしています。経営者・役員はこういう方向性で行きたいと思っていても、それをWeb担当者が知らないと、経営者・役員の意図からはずれたホームページが完成してしまうことがあります。そのため、一番はじめにしっかりと方向性を決めてWeb担当者に伝えましょう。

・定期的にチェックして軌道修正すること

Web担当者に100%任せるのであれば、最後まで口出しはしないと決める必要があります。しかし、経営者・役員からしたら、ホームページはとても大切なものになります。そのため、どういうホームページになるか、自分の目で確かめたい。自分の要望も入れたい。という場合、定期的にミーティングを行うなどして、進捗を確認することが大切になります。しっかりとコミュニケーションを取れていれば、完成して、そうじゃなかった!ということもぐっと減り、お互いのストレスも軽減されます。

・現場の士気を高める

Web担当者は、自分の仕事としてホームページ制作を行っています。そのため、ただ進捗を確認するのではなく、ミーティングでは、良い点を伝えたり、褒めたりと、現場の士気を高めることで、ホームページも良いものができあがります。そして、それだけではなく、会社の雰囲気もよくなり、働きやすい環境ができていきます。

◎これだけはやってはいけない!気をつけたほうがいい3つのポイント

・無茶苦茶な要望を伝える

Web制作会社の人とやりとりをしているWeb担当者であれば、予算内でこれはできる、これはできない。と、わかっている場合が多いですが、Web制作会社とやりとりをしていない経営者・役員の場合、「かっこいいホームページを作りたいから、こういうホームページにしてほしい」「ライバル会社はこういうホームページなんだから、うちはそれ以上にしてよ」といったように、無茶な要望を伝えてしまうケースがあります。

要望を伝えること自体はとても良いことですが、「これできない?」「あれできない?」と、無茶苦茶な要望を伝えると、Web担当者も困ってしまい、制作自体が止まってしまいます。そのため、無茶苦茶な要望を伝えるのはやめましょう。

・任せたはずなのに、口出しをする

「Web担当者にすべて任せたよ」とはじめは言っていたはずなのに、制作が進むにつれて、もっとこうしたい。ああしたい。という要望が出てきて、結局自分がWeb制作会社とやりとりをしてしまう方がいます。そうすると、Web担当者からしたら、自分がしてきた仕事を否定されている気分になってしまいます。それだけではなく、ホームページ制作の進捗にも遅れがでてしまいます。そのため、任せると決めたなら、最後までしっかりと任せましょう。

・完成してから口出しをする

ホームページが完成し、いよいよ公開、というタイミングで、「もっとこうしてほしい、ああしてほしい」という方がいます。最後まできて要望をだすと、今まで作ってきたものがすべて無駄になってしまいます。完成してから口出しをするのはやめましょう。

■社内にWeb担当者がいない場合

次は、Web担当者がいない場合です。その場合、全て自分で行う必要があります。しかし、本業もあるのにどうしよう!と焦る必要はありません。Web制作会社とコミュニケーションを取りながら、ホームページを完成させましょう。その時に大切になってくるポイントを3つ紹介します。

◎ここだけは抑えて!Webサイトを成功させるための3つのポイント

・自分で責任をもってWebサイトを完成させる

本業もあるので、忙しい人が多いかと思いますが、自分で責任を持ってホームページを完成させる以外の方法はありません。そのため、自分で責任をもって完成させると腹をくくりましょう。

・Web制作会社とこまめにコミュニケーションをとる

責任をもって腹をくくるときくと、大きな話のように聞こえますが、自分一人で制作するのではなく、Web制作会社がいると思いますので、しっかりとコミュニケーションをとって進めていきましょう。

「◎役割をしっかりとわけるために、やったほうがいい、3つのポイント」でも紹介しましたが、ホームページ制作をする上で大切になるのは、
*方向性を示すこと
*定期的にチェックして軌道修正すること
です。
それを、Web制作会社の人とコミュニケーションをこまめに取りながら進めていきましょう。

・必要な情報をすべて伝える

必要な情報をすべて伝えることが大切になります。そう聞くと、すべてってどこまで?と考える方もいるのではないでしょうか。例えば経理情報や個人情報など、公開してはいけないものは、開示する必要ありません。しかし、Web制作会社は、自分の会社のことは何も知らない人です。自分が知っているから相手も知っている、と思って会話すると、認識齟齬が起こり、ホームページ制作にも影響が出てしまいます。
ここまで必要?というくらい、こまめにコミュニケーションを取り、必要かなと思う情報はすべて提示しましょう。

◎まとめ

Web担当者がいる場合といない場合で必要なことを紹介してきましたが、ホームページを制作していく上で大切なことは、どちらにおいても共通しています。Web担当者やWeb制作会社と密にコミュニケーションをとり、進行をすすめることで、会社にとって必要なホームページを制作することができます。必要なポイントを抑えて、良いホームページを作りましょう。