近年インターネットが発達したため、ネットで商品を購入するというだけでなく、ネットで商品を販売するという人も増えています。
そうはいっても全くの素人の場合、ネットショップを開業する方法すら分かりません。
そこでネットショップを開業し、うまく運営する方法や集客方法・その他の注意点についてご紹介します。
ネットショップを開業し運営するには?
ネットショップを開業するには、パソコンを購入しインターネットに接続するためのプロバイダー契約を結ぶ必要があります。
その後、実店舗で商品を販売するための土地やお店に相当するインターネット上の土地やお店も必要です。
それが、レンタルサーバーと呼ばれるものです。
またこのレンタルサーバーには、大きく分けると二通りあります。
まずは、一つのサーバーを丸ごと利用できる専用サーバーです。
もう一つは、複数の人が利用する共用サーバーです。
費用面で見れば、専用サーバーは高額で共用サーバーは低価格で利用が可能です。
ちなみにネットショップを開業する際には、低価格な共用サーバーがオススメです。
さらに共用サーバーは、サーバー管理も不要です。
こうした商品を販売する土地やお店が完成したら、お店の内装デザインをする必要があります。
つまりはレンタルサーバー上に、商品のページを作って装飾を施すのです。
次に行うのは、レジでの会計です。
この会計ですが、ネットショップではレジのことを「ショッピングカート」と呼んでいます。
そして会計方法についても、銀行振り込みやクレジットカード払い・後払い等があります。
入金が確認されたら、商品の梱包を行って配送業者に引き取ってもらいます。
ネットショップを開業する際の大まかな流れは以上です。
大まかな流れが分かったところで、一番肝心な集客方法をご紹介します。
集客に必要なSEO対策
SEO対策というのは、近年よく耳にするかと思います。
ところが実際には、何のことだかサッパリ!という方も多いのではないでしょうか。
そこでこのSEO対策とは何のことなのかと申しますと、ヤフーやグーグルといった検索サイトで上位に自分のネットショップが表示されるようにすることをいいます。
何せ何かを検索サイトで調べる際にも、1ページ目までは見ますが2ページ目とか3ページ目までは見ないという人がほとんどです。
そうなると、1ページ目に自分のネットショップも表示されないと、お客さんも訪れてはくれません。
そこでネットショップで行われているSEO対策ですが、それは「コンテンツSEO」と呼ばれる集客方法です。
もう少し具体的に申しますと、ショップのジャンルに関連するお役立ち情報を乗せた記事やコラムを掲載するのです。
あるいはショップの情報を発信するブログ等を掲載するのです。
そうすることで、ヤフーやグーグル等の検索サイトの上位に入りやすくなるのです。
しかもネットショップのサイトの中に、商品ページや記事・コラム欄等をクリックしたらアクセスできるようにするのです。
アフェリエイト広告やリスティング広告・アドネットワーク等による集客
まずはアフェリエイト広告とは何ぞや?ですが、第三者のブログやコラム欄に自分のネットショップの紹介記事を書いてもらうという方法です。
そしてリスティング広告は、ヤフーやグーグルに宣伝してもらうという方法です。
つまりはユーザーが検索したキーワードに応じて、広告が表示されるようになります。
3番目のアドネットワークは、アドネットワークを持つ会社に依頼をして様々なサイトに広告配信をしてもらうシステムです。
これらの広告媒体への料金の支払い方法については、いずれも広告が表示されたら料金が発生するというシステムになっています。
決済方法が多いと売上もアップする
より多くの商品をお客さんに買ってもらうには、より多くの商品を販売するということは大事ですね。
せっかくお客さんが、何か欲しい物はないかな?と思ってネットショップに訪れても欲しい商品がないと買ってくれません。
それと同時に見落としやすいのが、より多くの決済方法を用意するということです。
これは言い換えると、いろんなお客さんの決済方法のニーズに応えるということを意味します。
そうすれば、売上がアップするのは言うまでもありません。
そこで決済方法について、もう少し詳しくご紹介します。
手軽に準備できる決済方法には、以下の方法があります。
・銀行振込
・郵便振替
・代金引換(配送業者との契約が必要)
・ネットバンク決済
業者が提供する決済方法も用意しておく
自分で手軽に準備できる決済方法の他にも、事業者が提供するサービスに申し込むと利用できるオプショナルな決済方法もあります。
通販を利用している方なら、もうすでにお馴染みかと思いますが以下のような決済方法です。
・クレジットカード
・コンビニ支払い
・後払い決済
・キャリア決済
・ID決済(楽天ペイ・アマゾンペイ等)
とくに事業者が提供するサービスの中では、クレジットカードによる決済は過半数以上を占めているといわれています。
何せ銀行や郵便局に行って、お金を支払わなくてもよいのですからね。
その代わり今月は、どれだけクレジットカードを利用したのかをキチンと把握しておく必要があります。
そうしないと、月末の支払日にビックリするような金額になっていることすらありますからね。
それからもう一つ覚えておく必要があるのは、今申し上げたような決済方法をまとめて代行してくれる業者があるのです。
「決済代行サービス」と呼ばれる業者なのですが、これはネットショップに限らず実店舗で商売をされている方も参考にされるとよろしいかと思います。
集客方法以上に大切なセキュリティー対策
ネットショップというと、ついつい集客方法のことばかり気になってしまいます。
ところがネットショップの場合には、セキュリティー対策も気を抜いてはいけません。
それはちょうど、実店舗の盗難対策に似ているかもしれませんね。
ところでネットショップのセキュリティー対策ですが、どうして大事なのかと申しますとお客さんの個人情報の流出という問題が発生しやすいからです。
万が一お客さんの個人情報が、第三者に知られてしまうとそれこそ信用が台無しになってしまいます。
もちろんそれは、信用が失墜するという問題だけには留まりません。
それこそ誰も二度と自分のネットショップでお買い物をしてくれなくなります。
すなわち廃業するしか道は残されていないのです。
そこでそうならないためにも、気を付けないといけない点をご紹介します。
・不正アクセス対策
・ウイルスやスパイウエア対策
・お客さんのデーターのバックアップ
・ユーザー認証の適切な適用(SSL通信などの暗号化)
またネットショップの場合、実店舗のお客さんとは違ってクレジットカードの情報や住所・氏名等の個人情報が確実に手元に届きます。
そうしたことからも集客や決済方法と同時に、セキュリティー対策にも十分な注意が必要です。
ただし近頃のOSには、セキュリティーソフトが標準装備されています。
しかしながら、市販のセキュリティーソフトのインストールも行っておいたほうが無難です。
まとめ
昔の商売人というのは、社交的で誰とでもコミュニケーションが取れないとうまくいきませんでした。
ところが近年急増しているネットショップ等では、今回ご紹介したような様々な集客方法をいかにマスターできるかどうかにかかっています。 とりわけパソコンやネットの仕組み等は、十分に理解しておく必要があるでしょうね。