「Clubhouseのメリット・デメリット」

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Clubhouseは、音声のみのSNSといわれています。
その上2020年にアメリカでリリースされたばかりのアプリで、日本でもその翌年にようやく利用できるようになったという、まさに出来立てのホヤホヤです。
何せその位新しいアプリのため、まだ使ったことがないという方も多いに違いありません。
ここでは、すでに利用した方からの口コミ情報を参考にしながらメリットやデメリットについてご紹介します。

Clubhouseとは?

Clubhouseのメリットやデメリットをご紹介する前に、そもそもどのようなアプリなのか?あるいはルールや従来のSNSとどう違うのか?など気になる点がいろいろあるかと思います。
ここでは、今後Clubhouseを使ってみようかな?と興味を抱いているユーザーの方々に向けて、その気になる内容をピックアップしてご紹介してみたいと思います。

Clubhouseの開発者について

Clubhouseは、アメリカ合衆国のサンフランシスコにあるアルファ・エクスプロレーションと呼ばれるベンチャー企業が2020年4月からサービスを開始した音声のみ使用可能な招待制SNSアプリです。
おまけにそのベンチャー企業は、グーグル社にも在籍したことのあるポール・ダヴィソンとローハン・セスという2名だけで同年2月に起業した会社です。
従って起業後わずか2か月程で、世界的に大人気となるアプリを開発したということになります。
そういう意味では驚かされますね。

Clubhouseの利用規約について

Clubhouseは、音声のみという一見単純そうなSNSですが、従来のツイッター等のSNSとは違っていろいろと厳しい利用規約があります。
例えば利用するには、ニックネームではなくて実名と電話番号の登録が必要です。
あるいは、18歳未満の方は利用することができません。
さらにはSNSによくあるような誹謗中傷・嫌がらせ・差別的な発言・知的財産権や所有権を侵害するような会話等は禁じられています。
そして男性同士の会話によくあるような卑猥で下品な会話やポルノ的な発言さえも禁止されています。
万が一そのような行為をした際には、利用できなくなるのでその点は十分な注意が必要です。
さらには招待制のアプリなので、そのような人を招待した人さえもアカウントが停止されるという厳しい罰則があります。
ちなみにそうした点については、日本でもSNS上で「死ね」といった誹謗中傷をする人が相次いだため自殺者が出るなどの問題がありました。
そうしたことを考慮すると、健全なSNSだということができるのかもしれませんね。
とりわけ誹謗中傷というのは、ニックネームによる登録だとどうしても発生しやすいというリスクがあります。
その点は、実名登録が基本となっていることなどからある程度リスクを回避することができます。
それからClubhouseの場合、テキストによる投稿も基本的にはできません。
あくまでもリアルタイムによる音声によるコミュニケーションが基本となっています。
そうした点も誹謗中傷を回避しやすいアプリとなっているのかもしれませんね。
その他にも、不正や違法な反社会活動を目的として利用してはいけないといったルールもあります。
あるいはClubhouse内での会話を外部の録音機器で録音することも禁じられています。
その上、Clubhouse内で得られた情報をメモ書きすることさえもできません。
要するに、俗にいうところの「オフレコ」でリアルタイムな会話を楽しむというのがClubhouseのコンセプトとなっているのです。
これらの厳しい利用規約は従来のSNSにはなかったので、利用しにくいと感じる方もいらっしゃるに違いありません。
さらには「堅苦しくてつまらない会話しかできないのでは?」と不満に思う人もいらっしゃるでしょうね。
とはいっても「オフレコでその時しか聞けない話」もあるので、Clubhouseに興味を抱く人は大勢いらっしゃるハズです。
それに健全で前向きなコミュニケーションができるので、出るべくして出たアプリということもできるのではないでしょうか。

「聞き逃せない」ことで生まれる新たな価値

Clubhouseの利用規約でご紹介したように、録音が禁止されたオフレコによる音声のみのSNSというのが大きな特徴です。
さらにはルーム内での会話には、原稿などの使用も禁止されているといいます。
そうなるとClubhouse内での会話を聞き逃してしまった場合には、もう一度同じ会話を聞くということができません。
あるいは同じルーム内での会話の共有は、そのルーム内にいた人同士でしかできないということになります。
ただし共有とはいっても、ルーム内での会話を外で話してはいけません。
そうしたことからも、「聞き逃せない」ことによる新たな価値というものが発生します。
おまけに、「聞き逃せないからぜひとも利用してみたい」という図式が出来上がります。
それはすなわち、FOMOと呼ばれる「焦燥感や取り残される恐怖」にも相通じる面があるかもしれませんね。
ところですでに申し上げたようなClubhouseの開発者が、こうしたことまで計算した上でリリースしたのかどうかは分かりません。
しかしながら、以上のようなことからもClubhouseが爆発的な人気を持つに至った経緯がある程度理解ができるのではないでしょうか。

Clubhouseのメリット・デメリット

Clubhouseの特徴や厳しいルール等をご紹介したところで、どのようなアプリなのかどうかはご理解いただけたのではないでしょうか。
ここでは2020年にリリースされたばかりのClubhouseのメリットやデメリットについてご紹介してみたいと思います。
すでに申し上げた内容と多少重複する点があるかもしれませんが、その点は御了承下さい。

Clubhouse のメリット

Clubhouseのルーム内では、音声のみですがリアルタイムで会話を楽しむことができます。
おまけに従来のSNSによくあるような批判めいたテキストによるコメントや低評価ボタンがありません。
そういう意味では、聞き手がどういう反応を示すかどうかを気にすることなく自由な会話や意見を楽しむことができます。
さらには新型コロナの感染対策の一環として自宅待機を余儀なくされる中、自由に人とのコミュニケーションを楽しむことができないという問題が発生しています。
そうしたことからもネット上でリアルな会話を楽しむことができるというのは「砂漠にオアシス」といった心境になる人も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
こうした点が、Clubhouseが爆発的な人気を呼んだ大きな理由だということもできます。
そして著名人や有名人がClubhouseを利用しているということから、そうした方々の本音トークをダイレクトに聞くことができます。
あるいは聞くだけでなく、自分も会話に参加することさえ可能です。
ちなみに日本国内での著名人や有名人の一部をご紹介すると、以下のような方々がいらっしゃるようですね。
前澤友作・蓮舫・乙武・ダルビッシュ有・有吉弘行・田村淳・原口あきまさ・若槻千夏・渡辺直美・小島瑠璃子
これらの著名人や有名人の名前を見ただけでも、Clubhouseを一度利用してみたい!という衝動に駆られるのではないでしょうか。
ところでClubhouseのメリットですが、まだまだいろんなメリットを取り上げることができます。
例えば、招待制で尚且つ実名や電話登録が必要なので、問題を抱えた人や精神異常者等は参加しにくいというメリットがあります。
そうしたことからも健全で前向きな会話を楽しむことができます。
あるいは自分は人との会話は苦手だけれど、人の話を聞くことが大好きという方であれば、ラジオを聞くような感覚で利用するのもアリです。

Clubhouse のデメリット

Clubhouseのメリットについてご紹介しましたが、デメリットがあるのも確かです。
例えばとにかく市場に出回って間がないアプリなので、今のところiOSユーザーしか使えないという問題点もあります。
この問題点については、スマホユーザーの過半数以上がアンドロイドユーザーというのが現状です。
ところが今のところ、アンドロイドユーザーは「蚊帳の外」状態となっています。
もっと大きなデメリットとしては、招待枠を得るためには招待者に電話番号を教える必要があります。
もちろん知人や友人が招待者であれば、そうした点はさほど心配は要りません。
ところが招待枠が少ないので、招待枠をヤフオクなどで購入する人が後を絶ちません。
その結果、どこの誰だか分からない人に電話番号を教えるという問題が発生しやすくなるのです。
その他にも、ルーム内での会話は録音や記録ができないため、貴重な情報を得るためにズーッと張り付いていないといけないというユーザーも多くなるに違いありません。
もちろんそうなれば、「Clubhouse依存症」という精神病に陥る恐れやリスクも伴うでしょうね。

まとめ

従来のSNSにはなかったClubhouse特有の厳しいルールやメリット・デメリットについてご紹介しました。
とにかくリリースされて間がないアプリということもあって、どういうアプリなのかが分からない、気になって仕様がないという人は、この記事を読めば大まかな特徴がお分かりいただけると思います。
試してみたいという方に対しては、一刻も早く利用できることを願っております。