ウェブサイトを持っているお店や会社などでは、インターネットによる集客で欠かせないのがWEB広告です。それではどんなWEB広告があるのか?ですが、リスティング広告やディスプレイ広告・リマーケティング広告・アフェリエイト広告などになります。ですのでWEB広告の初心者は、果たしてどのWEB広告をチョイスすればよいのか?迷ってしまうに違いありません。今回は、最も代表的なWEB広告・リスティング広告についてご紹介します。
リスティング広告について
リスティング広告は、WEB広告の中で最も代表的なのでよく利用されます。それでは具体的にどんなWEB広告なのかと申しますと、グーグルやヤフーなどの検索サイトを利用した際に、検索結果の上部や下部に「広告」と表示されているのですぐに分かります。そしてその大きな特徴は、検索キーワードに連動して表示されるという仕組みです。ですので「キーワード連動型広告」とか「検索連動型広告」とも呼ばれています。ここではそんなリスティング広告について、さらに詳しくご紹介します。
キーワードの選び方
リスティング広告は、すでにご紹介したように「キーワード連動型広告」とも呼ばれています。ですからキーワード選定をどうするのか?それがリスティング広告の成功の秘訣だといえます。例えば「ドッグフード」というキーワードで、ユーザーが検索したとします。その場合のキーワードの選定方法のポイントは、できるだけ多くのキーワードを漏れなく抽出するという点になります。
参考例として「ドッグフード」であれば、「人気」とか「おすすめ」・「市販」・「安全」・「通販」などが「ドッグフード」と関連性の高いキーワードになります。そしてドッグフードに掛け合わせるキーワードは、2語もしくは3語にします。それ以上にすると、検索数が極端に少なくなってしまいます。またキーワードが中々思いつかない場合には、「キーワードプランナー」や「ラッコキーワード」といったキーワードを抽出してくれる無料ツールもあります。
ターゲットユーザーの検討
キーワードの選定がある程度できたら、その次に必要なのはターゲットユーザーの検討です。それこそターゲットユーザーは、男性なのか女性なのか、あるいは年齢はどのくらいなのかを十分検討する必要があります。今回キーワードで例に挙げたのは、ドッグフードなので性別とか年齢はあまり関係ないかもしれませんね。
ところが洋服や靴・帽子などになると、当然のことながら年齢や性別は大きく関係します。例えば女性用の洋服を宣伝したいのに、キーワードに「メンズ」というキーワードを入れるのはナンセンスです。あるいは若い世代の方なのに、「シニア」というキーワードも不適切です。ですから、ターゲットユーザーや商品に関連するキーワードをチョイスするのが大切です。
マッチタイプの設定
キーワードの抽出が完了したら、その次にやるべきことはマッチタイプの設定です。このマッチタイプの設定とは、どのような検索語句まで広告を表示させるのかといった拡張範囲を決める設定です。このマッチタイプには「完全一致」と「フレーズ一致」・「絞り込み部分一致」・「部分一致」など、全部で4種類のタイプがあります。
例えばマッチタイプの「完全一致」とは、設定したキーワードとユーザーの検索語句とが全て完全一致した場合をいいます。あるいはキーワード自体は多少異なるけれど、同じ意味を持っているという場合に広告が表示されるのが「完全一致」のマッチタイプです。次に「フレーズ一致」ですが、キーワードの前後や間に他の検索語句が入っていても設定したキーワードが検索語句に含まれていれば広告も表示されるというマッチタイプになります。
そして「絞り込み一致」は、「フレーズ一致」のマッチタイプに加えてキーワードの語順がバラバラでも広告が表示されるというマッチタイプになります。4つ目の「部分一致」は、設定したキーワードに関連した検索語句の場合でも広告が表示されるというマッチタイプになります。以上4種類のマッチングタイプがあるので、リスティング広告に慣れていない方は迷われるかもしれませんね。
おまけにリスティング広告の場合、広告が表示されると広告費用が発生するという仕組みになっています。そうしたことからも、従ってもし迷った場合には、「完全一致」と「部分一致」を試してみるとよろしいかと思います。ちなみに「完全一致」は、設定したキーワードがユーザー検索語句と完全に一致した場合にのみ広告が表示されるので、広告の表示回数が少ないということが想定されます。
一方「部分一致」は、設定したキーワードがユーザーの検索語句と異なっていても、関連性があれば広告が表示されるという仕組みなので広告表示回数は圧倒的に多くなります。それと同時に、広告費用の発生も表示回数に比例して高くなるといえます。
リスティング広告の出稿手順について
ここでは、リスティング広告の出稿手順についてご紹介します。とりわけリスティング広告を初めて出稿するという方は、アカウント登録やクレジットカード情報の入力など多少面倒な手続きが必要になります。
アカウント登録と作成の手順
今回は、検索エンジンの国内シェアーナンバーワンのグーグルに出稿する手順についてご紹介します。ヤフーなどのその他の検索エンジンに出稿する場合でも、それほど大きく変わるということはありません。まずは「グーグル広告のページ」(https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/)から、アカウント登録を行います。そして「グーグルクーポンコード取得ページ」では、13000円分の広告が7500円割引で利用できるクーポンが取得できます。
次にグーグル広告のページ右上にある「今すぐ開始」というボタンをクリックします。その後、「新しいグーグル広告アカウントの作成」ボタンをクリックします。このグーグル広告アカウントが作成できたら、キャンペーンの作成画面に自動的に切り替わります。あとは案内通りに選択して情報を入力すれば、キャンペーンの作成が完了します。この後、お支払い情報のページで広告費を支払うカード情報や7500円分割引されるクーポンコードを入力します。
キャンペーンの作成手順
まずはキャンペーンを作成するにあたって、キャンペーンとは何ぞや?ですが、広告を管理するための予算やターゲット地域の設定のことをいいます。さらには、広告やキーワード・入札単価などの設定を行う広告グループを作成します。大まかな捉え方としては、キャンペーンという枠組みの中に、広告グループがあるということになります。
そこでまずは「キャンペーンを作成する」をクリックすると、「このキャンペーンで達成したい目標を選択」という画面が表示されます。この画面では、例えばウェブサイトで商品の購買者を増やしたいのであれば、「販促促進」を選択します。さらに次の画面では、「検索」を選択して広告から誘導したいご自身のウェブサイトのアドレスを入力します。その後のキャンペーン名では、商品名やサービス名を入力するのがベターです。
言語や地域・予算・入札戦略の設定
次に、言語や地域・予算・入札戦略の設定を行います。例えば言語や地域は、日本だけの場合と海外も含めた場合とで分かれます。そして予算は、1日に使う予算まで細かく設定が可能です。仮に1日1000円までなら、1000円×30日で月3万円となります。また入札戦略は、広告を出稿するにあたってクリック率を高くするのか、それとも成約率を高くするのかといった設定を行います。一番最初は、とりあえず「クリック率の最大化」にするのがベターです。
広告グループ・広告の作成
まず広告グループでは、広告キーワードを設定します。そして広告の作成では、最終ページURL・広告見出し・表示URLのパス・説明文などを入力します。もう少し具体的に申しますと、最終ページURLでは、ユーザーが広告をクリックした際に飛ばしたいURLを設定します。広告見出しでは、ユーザーがクリックするかどうかが決まるので重要です。そして表示URLというのは、広告に表示されるURLになります。最後の説明文は、見出しの下に表示される説明文になります。
まとめ
リスティング広告のキーワード設定や具体的な広告出稿の手順など、かなり詳細にご紹介しました。今回ご紹介した中で、一番大変というか心配なのが広告費用だと思います。それに費用対効果です。とはいっても1日に1000円であれば、月に3万円以上の費用は発生しません。そう考えれば、多少不安も取り除けるのではないでしょうか。あとは実践あるのみです。