プッシュ通知とは?導入するメリットや方法・効果的な使い方を解説

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プッシュ通知とは、どのようなものなのか?さらには具体的な使い方やメリット・効果などについても詳しくご紹介いたします。

プッシュ通知とは?

まずは気になるプッシュ通知とは?スマホなどの端末に直接送ることのできるメッセージのことをいいます。タイムセールやキャンペーンのお知らせなどが、プッシュ通知に相当します。ただし近頃では、SMSがごく当たり前のように使われています。ここではプッシュ通信全般とSMSとの違いについてもご紹介いたします。

SMSとの違いについて

今回ご紹介したいプッシュ通信と一般的に普及しているSMSとの違いについてですが、SMSの場合双方で会話を楽しむことができます。また相手の携帯番号が分かれば、スマホに標準搭載されているSMSアプリからメッセージを送るだけです。その上SMSは、基本的に削除できないアプリです。
その代わり電子メールやSNSの投稿とは違って、パケット通信を利用しないので1送信ごとに課金される仕組みになっています。一方受信側は、無料でメッセージを受け取ることができます。
次にプッシュ通信ですが、一方向のみのショートメッセージになります。ですから双方で会話を楽しむことのできるSMSとは、その点が大きな違いといえます。さらにプッシュ通信の場合、該当するアプリがスマホにダウンロードされていることが前提条件となります。ですから相手がアプリを削除してしまうと、通知を送っても表示されなくなります。

LINEやツイッターに欠かせないプッシュ通知

今多くの人に大人気のLINEやツイッターなどのSNSアプリには、プッシュ通知機能が装備されています。おまけにわざわざアプリを開かなくても、新着メッセージや自分の投稿への反応などの通知が行われるようになっています。
送信されたメッセージは、ユーザーが開封や消去するまでロック画面や画面の上部に表示されるようになっています。そうした点は、リアルタイムで今の状況を把握できるので大変便利な機能といえます。

プッシュ通知の設定方法

プッシュ通知の設定方法については、iPhoneとAndroidスマホとでは多少の違いがあります。例えばiPhoneの場合であれば、「設定」のアプリからプッシュ通知のオンオフの切り替えができるようになっています。
まずは設定アプリ内にある「通知」を開きます。するとiPhoneにインストールされているアプリの一覧が表示されます。そこで、プッシュ通知のオンオフの切り替えができるようになっています。仮にLINEの通知をオフにすると、プッシュ通知が届かなくなります。
一方Androidの場合は、「設定」アプリから「アプリと通知」を選択します。その後、「〇個のアプリをすべて表示」をタップします。するとスマホ内にインストールされているアプリの一覧が表示されます。さらに個別にアプリの通知をオンにするかオフにするかで、プッシュ通知のオンオフの設定が可能となります。

プッシュ通知の種類やメリット・効果的な使い方

従来のメルマガなどは、開封率がかなり低いとされていました。ところが今回ご紹介しているプッシュ通知は、開封率がかなり高いとされています。その大きな要因は、リアルタイムな情報をいち早く届けることが可能だからだと思われます。
あるいはユーザー側においても、タップするだけで情報を確認することができます。ここではそうしたプッシュ通知のメリットや種類・効果的な使い方についてご紹介いたします。

プッシュ通知の種類

プッシュ通知を大きく分けると、リモートプッシュ通知とローカルプッシュ通知とがあります。その大きな違いは、リモートプッシュ通知がオンラインで通知されるのに対して、ローカルプッシュ通知はオフラインで通知されます。
どうしてオフラインで通知が行われるのか?気になる方もいらっしゃるかと思います。この外部サーバーを経由しないローカル通知については、もちろん一部のアプリに限定されます。例えばiPhoneとAndroidのいずれにもプリインストールされているカレンダーアプリが、このローカル通知に対応しています。
例えばカレンダーアプリに仕事の予定や友達との約束を入力しておけば、予定前になるとリマインダー通知が送られるようになっています。もちろんこの機能は、外部サーバーを介して送られてくる通知ではありません。カレンダーアプリ内に、リマインダー通知として設定されたルールに基づいています。こうしたカレンダーアプリ以外にも、タスク管理アプリなどもローカルプッシュ通知に対応しています。

プッシュ通知のメリット

プッシュ通知は、アプリを起動していなくてもロック画面やホーム画面に自動で表示されます。そのため電子メールの迷惑メールとは違って、ついつい無意識に見てしまうというメリットがあります。さらには、ユーザーの年齢や性別・ニーズなどを選んで通知することも可能です。
そういう意味において、対象を選別した情報の発信やクーポンの発行などが行えます。ですから開封率の高いプッシュ通知を顧客獲得に利用することも可能となります。あるいはプッシュ通知を顧客とのコミュニケーションツールや顧客との接点を増やす手段としても利用することができます。

プッシュ通知の効果的な使い方

プッシュ通知は、従来の電子メールよりも開封率が高いとはいっても開封率が100%というわけではありません。とりわけプッシュ通知が開封されるかどうかは、タイトルによって決まるといっても過言ではありません。やはりユーザーが、目を引きそうなタイトルにするのがポイントです。
あるいは、ユーザーが開封しそうな時間帯やタイミングというのもあります。例えばユーザーが仕事をしている時間帯にスマホを見るということはまずありません。やはりお昼の休み時間とか、仕事が終わった時間帯に限定されます。
その他にも、プッシュ通知の頻度というのも重要です。あまりにも通知の頻度が多くなると、ウザイと感じるユーザーもいるに違いありません。あるいはウザイと感じなくても、新鮮味がなくなるというケースも考えられます。
そうしたことからもユーザーの満足度という点を考慮することも大切だといえます。このユーザーの満足度というのは、ユーザーの立場に立って考えることがポイントです。とりわけユーザーがメリットとして感じなければ、開封率も自ずと下がってしまうに違いありません。おまけにそうした点を考慮せずにプッシュ通知を行っていると、プッシュ通知をオフにしたりアプリそのものを削除してしまうユーザーがいるに違いありません。
要するにプッシュ通知を行うユーザーを細かく設定しながら、各ユーザーに合わせたプッシュ通知をするのがベストだと思います。もちろんそのためには、対象となるユーザーの情報を収集したり分析することも大切です。むやみやたらにプッシュ通知することだけは避けたいですね。

まとめ

Webマーケティング戦略には欠かせないプッシュ通知についてご紹介しました。とりわけプッシュ通知の場合、アプリを開いていなくてもメッセージを届けることが可能なのでWebマーケティングにも高い効果が期待できます。ただしタイムセールやキャンペーンなど、ユーザーのメリットという点も考慮しないと逆効果になるので注意が必要です。