ウェブサイトがあってもSNSは必要!? SNS活用でできること

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近頃では、自社のホームページだけでなくツイッターやフェイスブック等でも宣伝活動をする企業が多くなりました。
ところでその一方では、ホームページ以外にSNSでも会社の宣伝活動をする必要があるの?と疑問を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ここではそんな方のために、ホームページとSNSとの違いやホームページやSNSの役割についてご紹介します。

ホームページとSNSの違い

昔は、ホームページやブログしかありませんでした。
ところが近年スマホが流行り出したことから、ツイッターやフェイスブック・インスタグラムといったSNSが大人気です。
おまけに個人だけでなく、各企業もSNSで自社の宣伝活動を行うような企業が増えてきました。
そうなると意識が分散してしまい、どれで宣伝活動を行えばよいのかが分からなくなってしまいます。
この問題については、冒頭でも簡単にご紹介しました。
そこでホームページとSNSをどのように使い分けたらよいのか?あるいはそもそもの役割というのはどのようなものなのか?等についてご紹介します。

ホームページの役割や特徴

ホームページというのは、企業であれば「顔」のようなものに相当します。
従って会社訪問をする際には、多くの人が訪問先のホームページを真っ先に見るのではないでしょうか?
もちろん中には、ホームページを開設していない会社やお店もあるかもしれませんね。
例えば近所の水道工事の業者さんとか、近所にあるスーパーやラーメン屋さんです。
こうしたお店は顔なじみのお客さんが多いので、ホームページをあえて作らなくてもある程度の集客は可能です。
あるいは美容室や飲食店等は、ホットペッパーというサイトに登録をしていると自動的にホームページができあがってしまいます。
おまけにホットペッパーというサイトは、お客さんの来店予約も自動的に行ってくれるといった「至れり尽くせり」のサイトです。
しかしながらある程度名の通った企業であれば、すでにご紹介したようにホームページ=企業の「顔」ですので、ホームページがないという企業はまずあり得ないでしょうね。
それでは企業の「顔」に相当するホームページで何をするのか?ですが、自社の事業内容やサービス内容等の紹介です。
要するに、どのような企業なのか?を第三者に紹介するための情報が記されているのです。
もちろんホームページの役割は、それだけではありません。
商品やサービスの購入申し込みなどを行えるというのも重要な役割の一つとなっています。
もっと分かりやすい例えでいえば、オンライン上の店舗ということもできるでしょうね。
従って通販サイトともなると、近所の水道工事の業者さんやスーパー・ラーメン屋さんとは違って、幅広い地域に住んでいる人をオンライン上の店舗に呼び集めて商売することさえ可能です。

SNSの役割や特徴

ツイッターであれば「リツィート」、フェイスブックであれば「シェア」など他者と情報を共有するという機能があります。
従って「この商品やこのアイテムは便利で良い物なので、知人や周りの人にも知ってほしい」ということで情報を拡散することができます。
それこそある人が発信した情報が友人に伝わり、さらにその情報に共感した友人がさらにその周りの友人に拡散していくといった、いわゆる情報の連鎖という作用がSNSでは自然と行われるようになっています。
こうしたSNSの特徴をうまく利用すると、企業であれば宣伝費を支払わなくても無料で自社の商品やサービスの宣伝が可能です。
しかもこうしたSNSを利用することが、時代の最先端を走っているといった風潮が今日では自然とできあがっています。
ただし闇雲に自社の宣伝ばかりをしてしまうと、単なる押し売りになってしまいます。
またSNSの場合、企業がある特定のユーザーとSNSを通じて直接関わることができます。
あるいはユーザーの意見を伺うことも可能です。
このような個人へのアプローチというのは、従来の方法では到底不可能とされた内容です。
それがSNSだと、手軽に行うことができます。
その代わり一歩間違えると不適切な発言やネガティブな情報が、多くのユーザーの目にさらされてしまい「炎上」に繋がってしまうという危険性もはらんでいます。

ウェブサイトがあってもSNSは必要?

ホームページやSNSの役割や特徴についてご紹介しました。
そこでタイトルにもある「ウェブサイトがあってもSNSは必要なの?」という点についてですが、実際のところどちらか片方だけ!という企業やお店は山ほどあります。
要するにどちらもネットを利用して、お客さんを集めたりネットを利用して商売をするというのが最終的な目的となっているのは確かです。
このようにどちらも集客が目的ですが、それぞれにはメリットとデメリットがあります。
ちなみにSNSの他にもブログというのがありますが、いずれも逐一細かい情報の更新が可能です。
その点ホームページともなると、細かい情報の更新は難しくなります。
そのため近頃の企業のホームページを見ていると、最後のページにはブログ欄やつぶやきのページが追加されていたりします。
このブログ欄に、細々とした情報の更新が記されていることがよくあります。
こうした例を見ると、明らかにそれぞれのメリットとデメリットをうまく補い合っているといえるでしょうね。
そこでホームページとSNSをうまく使い分けたり、うまく併用する方法についてご紹介します。

ホームページは見込み客が繋がりやすい

ホームページというのは、グーグルやヤフーなどの検索サイトで上位にランキングされるようなSEO対策が集客方法の大前提となっています。
これをもっと別の観点から申しますと、検索サイトやWEB広告等からダイレクトに飛んでくるユーザーが圧倒的に多いということになります。
つまりは、何らかの目的を持ったユーザーが多いということです。
こうしたユーザーをWEBマーケティング用語では「見込み客」といいます。
一方企業のSNSも集客が目的ですが、「いいね!」とか「いいな!」といったアクションの方ばかりなので、目
的がないユーザーが大半を占めています。
要するにWEBマーケティング用語でいうところの「潜在顧客」です。
こうしたことからも分かるように、ホームページでは「見込み客」しか取り込むことができないのです。
つまりはSNSに集まってくるような「潜在顧客」までは、取り込むことができないのです。
従ってホームページでは取り込むことのできない「潜在顧客」にアプローチしていくのがSNSの役割だということができるのではないでしょうか。

SNSで潜在顧客にアプローチ

潜在顧客というのは、自社の商品やサービスを知らないばかりか、自身のニーズにすら気が付いていない方々を指します。
そのためこちら側から積極的にアプローチをすることで、自社の商品やサービスを認知してもらい見込み客にできる可能性があります。
そこで潜在顧客に対して行うアプローチ方法についてですが、営業マンによるアプローチ方法やWEB広告によるアプローチ方法など様々な方法があります。
そうした中には、SNSによるアプローチ方法というのもあります。
とりわけSNSというのは日本全国の人が閲覧しているので、どこの場所でないといけないといった場所による制約が一切ありません。
つまりはいつでもどこでも簡単に、潜在顧客にアプローチができるというメリットがあります。
従ってすでに多くの企業の中には、SNSで自社の商品やサービスを潜在顧客にアピールして見込み客の獲得に乗り出しています。
それこそ一括資料請求やお問合せフォームをSNS上に設置をすれば、自社の商品やサービスに興味を持った潜在顧客が気軽に問い合わせしてくるかもしれません。
さらにはそうした潜在顧客に対しては、自社の商品やサービスの説明を上手に計画的にすれば、購買意欲をつかみ取り売上に繋げることも夢ではありません。
そうした仕組みを作ることが、集客目的でSNSを利用する際にはとても重要だといえます。

まとめ

今回ご紹介したように、ホームページとSNSの役割や特徴を把握した上で、それらの長所と短所をうまく使い分けることが集客をする上ではとても重要です。
またSNSは、ホームページに繋げるためには重要な役目を果たします。
さらにはホームページでは取り込むことのできない潜在顧客に、自社の商品やサービスを紹介する上でもSNSはとても重要な役目を担っています。
そういう意味では、ホームページとSNSをうまく使い分けるマーケティング戦略というのはとても意義深いといえます。