「WEBマーケティング・直帰率の改善」

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直帰とは、ユーザーがサイトを訪れた際に1ページしか閲覧せずに去ってしまうことをいいます。
またサイトの総訪問者数の中で、1ページのみを閲覧して去ってしまった人の割合を直帰率といいます。
そんな直帰率が高いウェブサイトというのは、売上はもちろんですがお問い合せや資料請求等も当然のことながら少なくなってしまいます。
ここではそんな直帰率の改善方法についてご紹介します。

WEBマーケティングで重要な直帰率

WEBマーケティングでは、冒頭でもご紹介したように直帰率はとても重要です。
やはり直帰率が高いと、サイトの1ページ目ですぐに離脱者が出やすいということを表します。
もちろんそうなると、当然のことながら商品やサービスのコンバージョンには繋がりません。
ところでこの直帰率と混同しやすい用語に、離脱率というのがあります。
そこで直帰率と離脱率の違い、及び直帰率の算出方法についてご紹介します。

直帰率と離脱率の違い

すでにご紹介したように、直帰率とはユーザーが1ページ目だけ閲覧してサイトを去ってしまう割合です。
一方離脱率もユーザーがサイトの外へ離れてしまうことなので、表現方法を変えただけ?のようにとらえがちです。
ところがWEBマーケティングでは、明確な違いがあるのです。
例えば1ページ目だけで離脱したユーザーと2ページ目まで閲覧したユーザーがいた場合には、直帰率にカウントされるのは1ページ目だけ閲覧したユーザーのみとなります。
一方離脱率は、1ページ目だけでなく2ページ目まで閲覧したユーザーがいた場合でも、次のページを閲覧せずに離脱した場合には離脱率にカウントされるという仕組みになっています。
ただし、これだけの説明ではピンと来ないと思いますので、具体的な算出方法で直帰率と離脱率の違いについてご紹介してみたいと思います。

直帰率の算出方法

直帰率の算出方法についてですが、例えば1ページ目と2ページ目それぞれコンテンツが異なる場合には、いきなり2ページ目から閲覧するというユーザーもいるに違いありません。
その場合、1ページ目のコンテンツだけ閲覧してサイトを離脱した際に直帰率としてカウントされます。
具体的な算出方法については、例えば月曜日から金曜日までの5日間で1ページ目のコンテンツを閲覧して離脱した日が1日だけだとします。
そして1ページ目だけでなく2ページ目も閲覧した日が2日あった場合、1ページ目からの閲覧回数が3回に対して離脱が1回だけなので、計算式は3分の1となります。
そこに100%を掛けると33%となります。
(1÷3=0.33 0.33×100%=33%)
これが直帰率の算出方法になります。
一方余談にはなりますが、離脱率の算出方法についてもご紹介します。
離脱率を算出する際には、必ずしも1ページ目から閲覧したケースだけがカウントされるとは限りません。
例えば2ページ目や3ページ目のコンテンツから閲覧をして、さらに1ページ目のコンテンツも閲覧した日が5日間のうち4日あったとします。
しかもその4日のうち、1ページ目を閲覧後に離脱した日が2日あったとします。
その場合1ページ目の離脱率の算出方法は、4分の2となります。
そこに100%を掛けると50%となります。
(2÷4=0.5 0.5×100%=50%)
こうした直帰率と離脱率の計算式から、直帰率はあくまでも閲覧した最初のページが元になっているということが分かります。
一方離脱率の場合、最初のページというよりも離脱したページがあくまでも元となった割合を求める計算式ということがいえます。

直帰率を改善するには?

すでにご紹介したように、直帰率が高いということはサイトの1ページ目のコンテンツだけ閲覧してサイトを離脱しているユーザーが多いということを表しています。
もちろんそうなれば、せっかく検索キーワードや広告からサイトへのユーザーを導いたとしても、直帰率が高いと商品やサービスの提供には至りません。
そこでそうした直帰率が高くなる原因や改善方法についてご紹介してみたいと思います。

直帰率が高くなる原因

直帰率が高くなる原因については、1つとは限りません。
様々な要因を挙げることができます。
例えばグーグルやヤフーの検索サイトから流入してきたユーザーの場合、本来の検索意図に沿ったコンテンツでないとすぐに離脱してしまうでしょうね。
あるいは、興味や関心が持てないサイトだ!とユーザーに判断されてしまうケースです。
つまりはユーザーのニーズに沿っていないとか、ニーズとズレていると当然のことながら離脱されやすくなります。
そうしたことは、WEB広告から流入してきたユーザーの場合においても同様のことがいえます。
もちろんその他にも、サイト内のレイアウトが文字ばかりで挿絵や写真等がないと、うんざりしてしまうとか見辛いというユーザーもいるかもしれませんね。
さらには各ページの読み込み速度が遅すぎるとか、サイトが重いとイライラして離脱してしまうというせっかちなユーザーもいるでしょうね。
その上インターネット上にはありとあらゆるサイトがあるので、あえて見ずらいサイトを無理して見る必要もないですしね。
こうした例によく似たケースとして、今流行のテレビドラマを挙げることができます。
テレビドラマの場合、人気がないドラマはすぐに終了してしまいます。
そのため次回もドラマを見たくなるような設定にしてあることがよくあります。
そういう意味では、ユーザーがサイトを離脱してしまう要因を様々な角度から分析する必要があります。
あるいはより多くの人がこうした離脱の要因分析をすると、人それぞれの考え方や感性の違いから様々な要因を挙げることができるかもしれませんね。

直帰率の改善方法

まずは気になる自社サイトの直帰率ですが、グーグルアナリティクスなどのアクセス解析ツールで確認することができます。
例えばグーグルアナリティクスの管理画面上にある「行動」⇒「サイトコンテンツ」⇒「全てのページ」という順番に進めていくと、サイト内のページごとに直帰率の確認が可能です。
そして直帰率の目安ですが、一般的には40%よりも高くなると改善するほうがよいといわれています。
要するに高くなればその分、商品やサービスの提供にまで至らないからです。
そうはいっても実際のところWEBサイトを立ち上げる際、WEBサイトからのコンバージョンを上げるためにSEO対策や集客対策に意識が行ってしまう傾向があります。
しかしながら、今回ご紹介したような直帰率を上げるという点にも意識を持つ必要があります。
そうすれば1ページ目だけのコンテンツに終わることなく、2ページ目3ページ目と閲覧してもらうことでサイトの最終目的でもあるコンバージョンに繋げることができます。
それではどんなアクションを取ればよいのか?ですが、最初のページに配置するタイトルがとても需要です。
要するに通常のタイトルにするよりも、キャッチコピー的な興味を惹くようなタイトルを散りばめるようにします。
さらには、スラスラとストレスなく閲覧できるような余白や挿絵・写真の配置も重要です。
もちろんそうした小手先の技術だけでなく、サイト内のコンテンツがシッカリとしていることも大切です。
とりわけテレビドラマによくあるような次のドラマを見たくなるような導線をキチンと機能させることが根底にないといけません。

まとめ

WEBサイトを運営するにあたっての直帰率が上がる要因やその改善方法ついてご紹介しました。
やはりWEBサイトを訪れたユーザーは、最初の数分間で興味のあるサイトかどうかを判断します。
それはちょうど、本屋さんで立ち読みをする際も同様のことがいえます。
そうしたいわばお見合いのような場面で、ユーザーの心をうまくつかめるかどうか?が商品やサービスの提供にも直結するといっても過言ではありません。
そうしたことからも自社サイトの直帰率のチェックや改善に目を向けてみてはいかがでしょうか。