近年多くの人がインターネットを利用するようになり、WEBマーケティングが注目を浴びるようになりました。
その上WEBマーケティングには、様々なメリットがあります。
例えば飲食店は実店舗が必要ですが、それ以外の商品であればネット販売が可能です。
もちろんそうなると、何百万円もの借入をしなくても容易に商売が可能です。
あるいは例え沖縄や北海道の商品であっても、日本全国どこでも販売が可能です。
その代わりWEBマーケティングをより効果的に行うための3つのステップというのがあります。
それはWEB上に顧客を集めて、接客しながら商品やサービスを提供するという2つのステップです。
もちろん、それだけではありません。
WEBサイトに訪問したユーザー全員が、商品やサービスを購入してくれるとは限りません。
途中で離脱したユーザーをいかに再来訪させるか?という点も見逃してはいけません。
ここではそんな3つのステップ(集客・接客・再来訪)について、詳しくご紹介します。
WEBマーケティングにおける最初のステップ・集客
WEBマーケティングとはいっても、何から始めればよいのか分からないという方も多いのではないでしょうか?
そこでまずは多くの方が自社のサイトに訪問してもらい、商品やサービスを知ってもらうことからスタートしましょう。
ここではそんなWEBマーケティングの最初のステップともいうべき「集客施策」についてご紹介します。
SEO対策
集客施策の一つ・SEO対策についてですが、これはSearch Engine Optimizationの省略語で「検索エンジンの最適化」という意味合いになります。
もう少し具体的に申しますと、グーグルやヤフーなどの検索サイトでより上位に自社サイトを表示させる方法をいいます。
何せほとんどのユーザーは、検索サイトの1ページ目に表示されたサイトしか見てくれません。
そのため自社のサイトに多くのユーザーを訪問させるには、こうしたSEO対策は欠かせません。
また従来であれば、検索エンジン向けのあらゆるテクニックを駆使して上位に表示させるというのが一般的でした。
ところが近年では、ユーザーが知りたいと思っている良質なコンテンツを掲載するのが主流となりつつあります。
いわゆるレディーファーストならぬ、ユーザーファーストですね。
WEB集客に欠かせないWEB広告
ネットを通したWEB広告には、様々な種類があります。
おまけに従来のテレビや新聞・雑誌等に広告を出すよりも、はるかに安価な費用で始めることができます。
そういう意味では従来型ともいえる大企業に対して、中小企業や個人経営者でも容易にWEB広告を始めることが可能です。
そんなWEB広告でよく利用されるのが、リスティング広告と呼ばれるものです。
これは、グーグルやヤフーなので検索結果画面に出すことのできる広告です。
その上ユーザーが検索したキーワードに応じて出せる広告なので、ユーザーのニーズに応じた広告というのが最大の特徴です。
その次によく利用されるのが、ディスプレイ広告と呼ばれるものです。
この広告は、WEBサイトやアプリ内の広告スペースに表示される広告です。
ちなみにリスティング広告との違いですが、リスティング広告は顕在的なニーズにアプローチをします。
一方ディスプレイ広告は、複数のメディアに繰り返し掲載されるため潜在的なニーズを引き出すことができます。
SNSやメールマガジンによる集客
まずはSNSによる集客方法ですが、近年スマートフォンユーザーが急増しています。
さらにはパソコンは持っていないが、スマートフォンは持っているというユーザーが半数近くいます。
そのためツイッターやインスタグラム等のSNS上に自社のアカウントを作成しながら、商品やサービスに関する情報を発信することができます。
その上、ユーザーとのコミュニケーションが取れるというのもSNSの大きな魅力といえます。
次に、メールマガジンによる集客方法についてです。
メルマガは、検索エンジンで自社のサイトに多くのユーザーを集めます。
そこでメルマガを購読してもらうことで、見込み客から顧客へと育てていくという施策になります。
しかもキャンペーンや期間限定のお得なサービス、あるいはセミナー等の情報を送りたいタイミングで送ることができます。
WEBマーケティングにおけるステップ2・接客
WEBマーケティングにおける接客方法ですが、言うまでもなく実際にお客さんにお会いして商品やサービスの購入を進めるという方法ではありません。
あくまでもWEBサイトに訪問してきたユーザーに、自社の商品やサービスをWEB上で進めるという施策になります。
ここではそんなWEB上の具体的な接客方法についてご紹介します。
直帰率の改善に最適なLPOとEFO
検索エンジンやWEB広告で自社のサイトに訪問してくれたユーザーに、最初の閲覧ページだけで離脱させてはいけません。
そうした直帰率を改善する方法として、LPOとEFOが挙げられます。
まずはLPOですが、Landing Page Optimizationの略語で「ランディングページの最適化」という意味合いになります。
例えばWEB広告や検索エンジンでランディングページに訪れたユーザーを、ユーザーのニーズに合ったコンテンツを提供することで商品やサービスの購入まで導くという施策になります。
一方EFOはというと、Entry Form Optimizationの略語で「入力フォームの最適化」という意味合いになります。
これは「カートに入れる」をポチッたユーザーに対して、ストレスなく個人情報を入力してもらい商品やサービスを購入してもらうという施策です。
何せ近頃では、「カートに入れる」をクリック後に購入に至らないユーザーが多すぎるのです。
コンバージョン率の改善
コンバージョンとは、商品やサービスを購入してくれたお客さんの数をいいます。
そしてコンバージョン率は、コンバージョン数をサイト訪問者で割った割合を表します。
例えばコンバージョン数が20に対して、サイト訪問者が100の場合には20÷100=20%となります。
どうしてコンバージョン率を改善する必要があるのかと申しますと、上の例の場合アクセス数が100人に対して、購入者がたったの20人だからです。
これを実店舗の例に例えると、100人お客さんがお店に来ても購入者が20人だけと同じことです。
残りの80人は、商品を見るだけで帰ってしまったお客さんということになります。
多少極端な例かもしれませんが、実際に店舗経営を行っていてそんな目に遭ったらさぞショックでしょうね。
ですのでコンバージョン率を上げるには、商品やサービスをいかに購入してもらうか?という点に絞って改善が必要になります。
WEBマーケティングにおけるステップ3・再来訪
ステップ3の「再来訪」は、ステップ1や2に比べると見落としかねない施策になります。
ですが、せっかく自社のサイトに訪れてくれたユーザーを無駄にしないようにするための重要なステップです。
やはり例え自社サイトを離脱したユーザーであっても、しっかりとフォローをしながら再来訪を促すことが大切です。
ここでは、そんな重要な再来訪についてご紹介します。
リターゲティング広告による再来訪
誰しもリターゲティング広告を目にしたことがあるのではないでしょうか?
どういう広告なのかと申しますと、例えば通販サイトを訪れた際に、他のサイトを閲覧中にも以前通販サイトで見た広告が繰り返し表示されるというものをいいます。
こうしたリターゲティング広告は、一度離脱してしまったユーザーを逃すまい!と離脱後の追跡するために生まれた広告なのです。
おまけに潜在的な可能性を秘めたまま離脱しているユーザーに対して、効率よくコンバージョンに繋げることができます。
その代わり繰り返し表示される広告なので、くどい!といった悪い印象を持つユーザーがいるのも確かです。
メールマーケティングによる再来訪
ユーザーを年齢や性別などあらゆる層に分けることで、特定のユーザーに対してそれぞれのニーズに沿った情報やクーポンをメールで送信するといった宣伝方法になります。
こうしたメールマーケティングは、時間や費用などのコストを抑えながら効率よく再来訪を促すことができるのが特徴です。
まとめ
WEBマーケティングの具体的な進め方について、ステップ1から3までに分けながら順序よくご紹介しました。
各ステップの具体的な手法や費用等の面で、十分に紹介しきれなかった面もありますが大まかな流れはご理解いただけたのではないでしょうか。
今後WEBマーケティングを始める方はもちろんですが、すでに始めているという方もより効果を上げるために一度参考になさってみて下さい。