Clubhouseは、2020年にアメリカ合衆国でリリースされるや否や爆発的な人気を呼んでいます。
おまけにその翌年には、日本でも著名人や芸能人までがアカウントを開設しており多くの人から注目を浴びています。
その上、Clubhouseのオマージュ版ともいえる「Crabhouse」と呼ばれるアプリまで登場しています。
ここではそんなClubhouseのオマージュ版「Crabhouse」をご紹介します。
Clubhouseのオマージュ版「Crabhouse」とは?
Clubhouseのオマージュ版Crabhouseですが、あまりにも似ているのでダウンロードする際にも、間違ってCrabhouseのほうをダウンロードしてしまうというユーザーが多発するかもしれませんね。
それにカタカナにするとどちらもクラブハウスですが、その意味合いは全く違ってきます。
例えばオマージュ版のCrabhouseを日本語にすると、それこそCrab(カニ)のhouse(家)となります。
ここではそんなオマージュ版によくあるようなおふざけというか、何ともユニークなCrabhouseについてさらに詳しくご紹介します。
Clubhouse の人気に便乗した開発者の商売根性
カタカナでは、Clubhouseとオマージュ版のCrabhouseもどちらも同じ言い方になります。
もちろん紙に書いたり、パソコンで入力をすると全く異なるスペルとなります。
そのあたりの誤解を招くあたりが、オマージュ版の意図するところかもしれませんね。
それと同時に、Clubhouseの人気に便乗をして儲けようとする開発者の商売根性も当然のことながら潜んでいるでしょうね。
確かに一部のゲーマーの間では、本家のClubhouseよりもオマージュ版のCrabhouseのほうが人気を呼んでいるようですね。
そのためリリースされて2日目には、6万件にも及ぶダウンロード数だったそうです。
ところでClubhouseのオマージュ版Crabhouseを開発した人は一体どなたなのか?という点も雑学クイズがテレビで流行っていることなどから気になるところです。
その気になるCrabhouseの開発元ですが、株式会社GAIBAKOの代表取締役社長でもあるGAI氏だといわれています。
GAI氏は、もともとこうしたゲームクリエイターではなくて、トライバルデザイナーが本職なのだそうです。
とはいってもトライバルデザイナー自体が、あまり聞きなれない職業です。
平たくいえば、グラフィックデザイナーの類だと思っていただければよろしいかと思います。
もう少し正確に申しますと、赤道付近にある太平洋諸島で暮らすサモアと呼ばれる部族の間で生まれたデザインを絵画や洋服のデザインに取り入れるという職業だそうです。
オマージュ版Crabhouseに登場するカニが大人気
本家のClubhouseは、ダウンロードまでは誰でもできます。
ところが如何せん招待制のアプリなので、誰かに招待されないことには始めることができません。
一方、オマージュ版のCrabhouseですが、招待制とかそんな面倒なものは一切ありません。
ダウンロードして、すぐに遊ぶことのできるゲームです。
それこそゲームの中では、心地よいBGMが流れる中カニが動き回ったり、増えたり減ったりと気軽に遊べるので精神的にも癒されます。
どうしてオマージュ版Crabhouse を開発したの?
オマージュ版Crabhouseは、本家Clubhouseの人気に便乗したアプリというのはすでに申しました。
ところがGAI氏の開発にまつわる裏話によると、もっと奥深い意図があるようなのです。
といいますのは本家のClubhouseが日本でも話題になった当初、GAI氏も早速ダウンロードをしたそうです。
ところが使い方が分からないとか複雑な仕様なので、予想に反してあまり楽しむことが出来なかったというのです。
それでもっとシンプルで楽しみやすいアプリということで、オマージュ版Crabhouseを開発するようになったという経緯があるようですね。
確かに近頃では、複雑で綺麗映像ゲームよりもマインクラフトのような単純な映像技術によるゲームが流行っています。
そうしたことから商売根性というよりも、誰もが気軽に楽しむことができて、面白い話のネタになるものというのが本当の意味での開発の動機というか意図のようですね。
とはいってもオマージュ版Crabhouseの場合も、本家のClubhouseをかなり意識して作られているようなのです。
例えばオマージュ版のCrabhouseも当初はiOSしかリリースしなかったそうなのです。
ところが誰でも楽しめるアプリというのがそもそもの開発の動機になっているため、すぐにAndorid版もリリースされています。
それに無料で利用できるというのが何よりですね。
そのように商売というよりも使う人へのサービス精神が旺盛なので、リリースされて2日後には6万件のダウンロード数でしたが、今では15万件以上のダウンロード数となっています。
もちろんそうなると、かつて「たまごっち」が流行ったように、カニを育てたりカニを遊ばせて楽しむというユーザーに流行るのも理解できなくはないですね。
Apple社からの指摘で「Crabhome -カニのおうち-」に変更
オマージュ版のCrabhouseが15万件にも及ぶダウンロード数に達したことから、Apple社からクレームが入ったそうですね。
確かにアプリ名が紛らわしいので、本家のClubhouseをダウンロードするつもりが、間違ってオマージュ版のCrabhouseをダウンロードするという人が後を絶たないでしょうね。
それで現在では、アプリ名が「Crabhome -カニのおうち-」に変更されています。
つまりは、もはやクラブハウスという読み方もできないということになります。
偽のClubhouseにも要注意
本家のClubhouseが爆発的な人気を呼ぶと、それに便乗した業者が出てくる可能性があるので注意が必要です。
すでにご紹介したオマージュ版のCrabhouseは、カニで遊ぶ癒し系のアプリです。
ところが似たようなアプリをダウンロードしてインストールすると同時に、ユーザーの個人情報が流出してしまうという危険性もあります。
そうした問題に目を付けるハッカーが必ずいるハズです。
ここではそうした問題についてご紹介します。
偽のClubhouse を利用したハッカー
本家のClubhouseの人気に便乗した悪巧みをするハッカーがすでに出ているといわれています。
例えば本家のClubhouseの場合は、未だにiOS版のみです。
ところがハッカーが作っている偽のClubhouseにはAndorid版が出ており、喜び勇んでダウンロードをしてインストールするや否や、マルウェアに感染してしまうという問題が発生しているようですね。
とくにマルウェアの中でも注意が必要なのは、「トロイの木馬」です。
このトロイの木馬は、ギリシャ神話で木馬の中に入っている兵士をトロイアの城壁の中に招き入れてしまったことから名付けられているウイルスです。
要するにユーザーには、あまり危険ではないと思わせておきながら招き入れさせるという偽装ウイルスです。
万が一このトロイの木馬にパソコンが感染すると、パスワードや様々な個人情報が流出してしまい外部からのアクセスも可能となります。
もちろんそうなると最悪のケースであれば、ネット上で相手の銀行口座から預金を抜き去るということさえ可能となります。
おまけに普通のウイルスと違うのは、ウイルスとなる宿主的なファイルが必要ないという点にあります。
そのためトロイの木馬の場合、単体のソフトウェアとして動作することが可能となります。
また感染経路としては、WEBサイトのみならずメールやSNS・ファイル共有ソフトなど多種多様です。
そうしたことから、事前にセキュリティーソフトをインストールしてスキャンや駆除が必要です。
アプリインストール時の注意点
すでに申し上げたように、Clubhouseに限らずアプリをインストールする際には様々な注意が必要です。
とりわけ無暗に必要のないアプリまでインストールするのは控えるようにしましょう。
ちなみにスマホであれば、必要のないアプリが稼働するだけでもバッテリー内の電源が消費されてしまいます。
また本家のClubhouseに関しても、今のところベータ版なので様々なバグが発生しやすくなります。
例えばセキュリティーシステムにバグが発生すると、たちまちウイルス感染等のリスクが伴います。
従って本家のClubhouseでは、ルーム内での言動は公開されないというルールもあまり信用しないようにしましょう。
例え表向きは公言が御法度とはいっても、公開されても構わない言動に控えておくといったことも大切です。
まとめ
Clubhouseの爆発的な人気にあやかったオマージュ版のCrabhouseについてご紹介しました。
オマージュ版Crabhouseの場合、マルウェアのような危険性はないので間違ってインストールしてもセキュリティー上の問題はありません。
ところが本家のClubhouseだと思い込んでインストールした人にとっては、腹立たしいことこの上もありません。
そうしたことから本家のClubhouseをインストールする際には、あらかじめウェブサイト等で十分な下調べを行った上で行いましょう。