「自社HPのアクセス解析ってしたほうがいいの?」

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アクセス解析とは、自社のホームページに訪れるユーザーの行動や属性を分析することをいいます。
それを通して、コンバージョン数を上げるためのサイトの課題を見つけ出すことができます。
とりわけ企業のホームページともなると、商品の購入や資料請求等をコンバージョンにしているケースがほとんどです。
ところがサイトを訪れるユーザー数が少なかったり、コンバージョン数が少ないと到底売上向上を見込むことすらできません。
ここではそんなWEBマーケティングを行う上で基本となるアクセス解析やコンバージョンアップに繋げるための課題を見つける方法についてご紹介します。

アクセス解析を行う目的

自社のホームページはあるものの、コンバージョン数が上がらないとお悩みの企業は多いと思います。
例えば従来であれば、直接営業の方がお客さんを見つけて自社の売上に貢献をしていました。
ところが近年では、インターネットが発達してきたのでWEBマーケティングが主流になりつつあります。
しかもWEBマーケティングの場合、直接営業の方が足を運んだりお客さんに電話やメールでアプローチしなくても済みます。
そういう意味では、従来のマーケティングで費やしてきた時間や労力をかけずに、売上倍増を見込むことができるという企業側にとっても都合のよいマーケティング戦略だといえます。
その代わり、本来のWEBマーケティング戦略を十分に生かしきれていない企業が多いのも事実です。
例えば、今回ご紹介するアクセス解析もシカリです。
このアクセス解析をキチンと行うことで、冒頭でもご紹介したように自社のホームページを訪れるユーザーの行動や属性を分析することが可能となります。
ちなみにユーザーの属性とは、性別や年齢・住んでいる地域・興味や関心を示す事柄等々をいいます。
そうしたユーザーの情報を知ることで、どんなユーザーがサイトに訪れているのか、あるいはどんな目的でアクセスしているのか等も分かるようになります。
そうすることで、自社のホームページをWEBマーケティング戦略に生かすことができます。
ここではそんなWEBマーケティング戦略において重要な要となるアクセス解析についてご紹介します。

アクセス解析が最終目的ではない

すでに何度も申し上げているアクセス解析ですが、アクセス解析で自社のウェブサイトを訪れたユーザー数や閲覧数を知ることが最終目的ではありません。
サイトのコンバージョン数を上げるために、どこを改善すればよいのかを把握するための指標として用いるだけのことです。
従ってWEBマーケティング担当者の中には、アクセス解析だけを行って数値報告をしているだけに留まっている方もいらっしゃるかもしれませんね。
やはり本来の目的は、コンバージョン数を上げるための課題を発見して、その改善策を実行することにあります。
そのためのアクセス解析であるということを十分認識しておく必要があるといえるでしょうね。

アクセス解析で具体的に分かること

すでにアクセス解析で、サイトを訪れているユーザーの行動や属性が分かると申しました。
そこでもう少し具体的に、アクセス解析で得られるユーザーの情報についてご紹介します。
例えばユーザーの性別や年齢・住んでいる地域・興味や関心を示す事柄などが真っ先に挙げられます。
その他にも、ユーザーがどこからサイトを訪れたのか?といった情報も知ることができます。
それこそグーグルやヤフーなどの検索サイトの場合もありますし、WEB広告を見て訪れるというケースもあります。
さらには自社のウェブサイトを訪れた後に、商品購入や資料請求といった最終的なコンバージョンにまで至ったのか?
それともどこかのページでサイトを離脱したのか?といった情報まで把握することができます。
仮にコンバージョンに至らずにサイトを離脱したユーザー数が多いのであれば、コンバージョンに導くための説得力がイマイチであるといった改善点が分かるようになります。
あるいはどこのページで離脱したのか?といった情報が分かれば、そのページにユーザーが得ようとしている内容が足らなかったといった改善点も自ずと浮かび上がってきます。

代表的なアクセス解析ツール

アクセス解析を行う上で、6割に相当する上場企業が使っているといわれるような代表的ツールがあります。
それはグーグルアカウントさえあれば、誰でも無料で利用できる「グーグル・アナリティクス」です。
もちろんアクセス解析ツールには、有料版もあります。
しかしながらこのグーグル・アナリティクスの場合、無料版とはいいながらもシェアーナンバーワンとされています。
おまけにこのツールを使うと、ウェブサイトへの1日の「流入数」やどこから訪れたのか?といった「流入元」が分かります。
さらには、コンバージョン数やどこの地域のユーザーが訪れたのかといった情報も分かります。
ちなみにグーグル・アナリティクスをすでに導入しているのだけれど、イマイチ使いこなせていない!といったWEB担当者も中にはいらっしゃるかもしれませんね。
そんな方には、グーグル・アナリティクスに連携して利用が可能な「AIアナリスト」の導入もおすすめします。
このAIアナリストは、AIという文字が使われているように今はやりの人工知能がグーグル・アナリティクスの情報を自動的に解析してくれるようになっています。
それこそ得られた情報をもとに本来WEB担当者がデーター解析をしないといけないところを、AIアナリストが自動で全部行ってくれるという優れものです。
例えばコンバージョン数を増やすための改善方針やそれに伴う成果予測まで自動で行ってくれるのです。
あるいは自社のウェブサイトのどこに問題があるのか?といった改善すべき箇所も解析してくれます。
ただしこのツールは有料版になりますが、導入した結果コンバージョン数が伸びればそれに越したことはありません。
その他にもユーザーがどのページをよく見ているのか?といった情報が得られる「UserHeat」、あるいはSEO対策に効果の高い「グーグル・サーチコンソール」等もおすすめです。

アクセス解析で注意すべきこと

多くの企業の中には、従来のマーケティング方法に重きを置いてWEBマーケティングを本格的に行っていないという企業もあるに違いありません。
あるいはアクセス解析までは行ったものの今一つ成果が見られないという企業もあるかもしれませんね。
前者は論外ですが、例え後者の場合でもアクセス解析後のデーターを確認するだけに留まっているというケースが多いのではないでしょうか。
ここではアクセス解析を行う際に注意すべき点についてご紹介します。

アクセス解析後のデーター分析が大切

上述したようにアクセス解析を行ってもイマイチ成果が見られない!というケースの場合、データーを確認するだけに留まっているということが考えられます。
あるいは本来のアクセス解析が行われず、貴重なデーターの抽出がしきれていない、さらには正確で的確なデーター分析が行われていないという可能性もあります。
やはり、アクセス解析後のデーターを確認するだけでは意味がありません。
そんなことなら、一層のことアクセス解析の時間を口コミの返信やお問合せしたユーザーにメールや電話をしてケアをしたほうがよっぽどマシです。
アクセス解析後に必要なのは、得られたデーターを元にして問題点や改善点を抽出することです。
そしてその後、改善策を実行しながらその結果を検証するという段階まで踏み込まないといけません。

アクセス解析後の具体的な改善事例

アクセス解析ツールを利用すると、すでに申し上げたように様々な情報が分かります。
例えばリピート訪問数が○○%減少しているとか、○○ページの直帰率や離脱率が高いなどなどそれらのデーターを元に、具体的な数値目標を立てながら課題を改善するための案を実行する必要があります。
それにはWEBサイトのデザインや文章・レイアウトなどを修正しないといけないかもしれません。
さらにはそうした改善案を実行した上で、結果の検証もする必要があります。
あるいは、どこをどう改善すればよいのかが分からない場合には、すでにご紹介したようなAIアナリストの導入も検討する必要があります。
こうした具体的なアクションがアクセス解析後には必要です。

まとめ

「自社HPのアクセス解析ってしたほうがいいの?」と題して、いろいろとアクセス解析についてご紹介しました。
しかしながらアクセス解析を通して、ウェブサイトの現状を把握しながら改善しないと意味がありません。
せっかくウェブサイトを立ち上げているのであれば、最大の成果を発揮できるように努力することが大切です。