SNSマーケティングが人気を集めています。そんな中Instagram(インスタグラム)をマーケティングツールとして使い傾向が強まっています。インスタグラムでは広告出稿機能が高いので細かなターゲティングができるのです。
ここではインスタグラム広告の効果、特にターゲティングを中心に皆様にご紹介できればともっています。
インスタグラム広告におけるターゲティングの特徴
インスタグラムの広告は急速に普及しています。始まりは20代中心でしたが、その利用者層も拡大しています。現代ではSNSを使うほぼすべての世代に浸透しているといっても過言ではありません
インスタグラム広告の特徴といえば、ダイレクトレスポンスに対応したボタン設定です。そのためターゲティング広告が可能でといわれているのです。ここでは様々なインスタグラム広告の特徴を紹介することから始めます。
インスタグラムって何?
インスタグラムは今世紀に入ってから急速に普及した「Twitter」や「Facebook」などのソウシャルメディアです。軽い一言から画像、動画、などを含めた様々な情報を手軽に発信できるので高い情報発信性を持っています。
フォロアーの対応によっては強い影響力を持つことも多いので、急激に普及しています。その影響力から集客ツールとして利用されることも多く、2019年12月現在全世界で10億人、に帆の国内でも3300万人のアカウントがアクティブになっています。その影響力から、今後の普及も大きく期待されます。
このインスタグラムに掲載できる広告は、低予算であることから、手軽に掲載できることもあり今後ますます注目を集めることが期待されています。
インスタグラム広告の特徴
インスタグラムのアカウントはユーザーの生年月日や性別などをもとに設定されています。このためインスタグラム広告はユーザーの生年月日や年齢に合わせたターゲッティングが設定しやすいメディアでもあるのです。
このためペルソナが明確に定まっていない企業やターゲッティングをできるだけ細かく設定して見込みの高いユーザーに広告を届けたいと考える企業にはかなりのメリットが期待できるわけです。
インスタグラム広告におけるターゲッテリングの種類
一言でターゲティングといっても様々な類型が可能です。インスタグラムにおいては次の4つの類型が整理されています。
ユーザ-属性ターゲティング
①年齢
アカウントの生年月日のデータをもとに「年齢」でのターゲットが可能です。また年齢層を広げたり、フォロー者のアカウント情報から想定する年齢を設定することもできます。
何歳以上とか、何歳から何歳まで、何歳以下などさま設定も可能です。ざっくりとした年齢層のターゲティングも可能なので、対象を広く取り込むことも可能なのです。
様々な年齢層のターゲットを設定できることが年齢設定の代表的な特徴の一つです。
②エリア
エリアターゲティングとして広告を配信したいエリアを特定することができます。国はもとより、都道府県、市区町村、郵便番号での設定も可能です。指定の地域に居住する人々全員へのアプローチが可能なのです。
さらに、半径数キロメートルとか、距離による設定も可能です。
「特定の地域に最近訪れた人」などの設定も可能なため旅行者、通過者、通りかかった人々などエリアを通過していった人たちへのアプローチも可能です。
③属性
主にユーザーの「ステイタス」でもくくることができます。具体的には「学歴」「職業」「収入」「誕生日」「政治信条」「子供の有無」「交際」「ライフイベント」などです。
特に職業やライフイベント、子どもの有無などはターゲティングの対象として重要です。対象の購買意欲に直接つながる層に絞り込みが可能なので効果的なターゲッティングが可能です。
④性別
男女差は購買ターゲットとして重要な要素です。性別による購買嗜好の区別はターゲットとしての重要な特性です。
インタレストターゲティング
インタレストターゲティングとは対象の興味、関心や行動、嗜好の分析が可能であるということです。ユーザーのインスタグラムへの「いいね」をしたなど、それぞれのアプローチによりそれぞれのターゲティングが可能になります。
①興味、関心
ユーザーがインスタグラム内で行った「いいね!」や閲覧履歴などから、ユーザーの興味や関心の対象が分析できます。それぞれの興味や関心のある分野への誘導的な広告ができることになるわけです。
具体的カテゴリーとしては「スポーツ・アウトドア」「テクノロジー」「ビジネス・業界」「フィットネス・ウェルネス」「買い物・ショッピング」「趣味・アクティビティ」「食品・食料品」などです。
例えば、SNSの記事で、オートバイや関連パーツに関しての情報や感想について「いいね!」などの反応を示すユーザーには「スポーツ・アウトドア」の中でもオートバイに興味・関心があるということが憶測できます。
自社の製品やサービスを感心・興味あるユーザーにどのように効果的に伝えるか、インタレストターゲッティングを行うべきか広告の検討が可能になるわけです。
②行動
ターゲットの行動傾向からターゲティングしていくやり方です。ターゲットの行動分類としては次のような分類が可能です。
行動傾向については「記念日」「旅行」「モバイルディバイスユーザー」「海外駐在」「消費者分類」などの分類が可能です。
例えば「記念日」結婚記念日に前には必ず何らかの消費行動が起こる傾向が伺えるユーザーがいます。
それぞれの結婚記念日に合わせて、1周年:紙婚式、2周年:藁婚式、3周年:革婚式、5周年:木婚式、7周年:銅婚式、9周年:陶器婚式、10周年:アルミ婚式15周年:水晶婚式、25周年:銀婚式、30周年:真珠婚式、40周年:ルビー婚式、50周年:金婚式など、お祝いにふさわしい情報を提供することも可能です。
行動を推測してのターゲティングなのでより精度が増す可能性があります。
カスタムオーディエンス
カスタムオーディエンスとは企業側がすでにインスタグラムを通じて手に入れているユーザーリストが使って最新のコンテンツを配信していくやり方です。最新の情報を提供できるのでユーザーとのつながりが強化されます。
カスタムオーディエンスの対象としては「電話番号」「メールアドレス」「FacebookユーザーID」「Appⅼe広告用のID」これらの情報をもとに顧客リストに広告を配信します。
すでに獲得している顧客に新製品に関する情報を届けようという場合、個々の顧客にターゲットを絞って広告を配信したりすることもできます。自社がもっている顧客情報を有効に活用してターゲティングを行ってみたいという場合はインスタグラムのカスタムオーディエンスを使うと効果的です。
さらにHPの申し込みフォームを開くなどのアクションを起こしたユーザーに広告を配信したり、などのターゲティングも可能です。
類似オーディエンス
類似オーディエンスはインスタグラム広告において非常に効果の期待できるインスタグラム広告の一つです。類似オーディエンスとはカスタムオーディエンスで獲得した自社の顧客情報をもとに、自社が獲得した顧客と類似したユーザーをターゲットを絞り込み広告を配信するサービスです。
すでに自社で獲得した顧客と同じ条件の顧客を絞り込んでターゲティングしているため極めて効果的なエンゲージ率が期待できます。
類似オーディエンスのサイズも顧客の類似性の絞り込み率が設定できます。1%まで特定するパターンから、10%まで顧客特性に合わせて裾野が広げられるので反応によって設定しなおすことができます。
1%の層に設定して反応が悪ければ、数値を変えることで類似性を検討することができるのです。数値の変更を行って反応を見ることでターゲットの動向を細かく分析することでもできます。
より効果的なインスタグラム広告のために
重要なのはペルソナ設定
様々なアプローチがあるインスタグラム広告ですが、効果的な広告戦略を行ううちで最も重要なことは「どんなユーザーに自社製品・サービスをどう知ってほしいか」という明確な基準の設定です。いわゆる「ペルソナ」の設定が効果的な広告配信の最も重要な点です。
自社の典型的なユーザー像をはっきりと持てることが効果的な広告につながるのです。
ターゲティングは複数の方法で戦略的に
インスタグラム広告は多様で様々な観点からのアプローチが可能であることはすでに述べてきたとおりです。明確なペルソナ設定のほかに効果的な方法として挙げられるのが、ターゲティングの並行利用です。
多様な戦略が打ち出せるインスタグラム広告ですが、単一の方法に縛られずに、複数の方式を同時進行してより効果的な方法を開発しようとする気持ちが最も重要です。
まだ見ぬ顧客は単純なデータの中に埋もれているわけではないのです。様々な方法を複合的に使ってより効果的な方法を掘りあててみてください。
まとめ
現代注目の的になっているインスタグラム広告の展開について、種類と運用のコツを紹介してみました。インスタグラム広告のターゲティングは精度が高くターゲティングがしやすいため評価が高まっています。
この傾向はこれからも続くと思われます。今後も多くのデータが蓄積されより効果的な方法は打ち出されていくでしょう。新しいマーケティングの方法としてぜひ試してみてください。