こういうWeb制作会社には注意みたいなのを教えて欲しい

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eb制作会社を選ぶポイントはいろいろと情報がありますが、それでも「追加料金が多く予算を上回る請求が来るのでは」「イメージとはかけ離れた仕上がりになるかもしれない」など不安もあるでしょう。企業の体質やシステムによっては、いくら選ぶポイントを踏まえていてもWeb制作会社選びに失敗してしまうかもしれないので、注意点もチェックしておきましょう。

こんなWeb制作会社には要注意!

当たり前のことですが、どこのWeb制作会社に問い合わせや相談をしても感じよく対応してくれます。
契約を取るためにはしっかりした対応が必要不可欠ですから、この段階でWeb制作会社の良し悪しを見抜くのは難しいでしょう。
しかし、契約をしてしまったら簡単には解約できないので、事前に見抜くことが重要です。
ここでは、相談したときやホームページのチェック段階で良し悪しを見抜くためのポイントをご紹介します。

何でも安請け合いをする営業マン

Web制作会社というくくりでも、会社によってできる業務には違いがあります。
システム開発などを手がけている会社もあれば、ホームページ制作だけしかしていない会社もあるので、どこに依頼しても何でも要望が通るというわけではありません。

Web制作会社に相談する場合、基本的に最初は営業マンが担当しますが、自社でできない業務ははっきり「できない」と伝える営業マンの仕事です。
その代わり、代替え案を出したり、できない業務だけを外注したりして仕事を取るのが営業マンの腕の見せ所であり、誠実な対応と言えます。
しかし、いい加減なWeb制作会社だと、とりあえず何でもできると言って安請け合いをすることが多いです。
特に、見積もり価格がかなり安いのにマーケティングやシステム開発までできるという営業マンは怪しいので、制作実績を見せてもらうなど必ず確認しましょう。
制作実績がなければ、安請け合いをしているだけなので契約しないようにしてください。

打ち合わせをメールなどで済ませようとする

どういったWebサイトにしたいか、何のためにWebサイトを作るのかなど、Webサイトの骨格を作るためには綿密な打ち合わせが必要です。
もちろん打ち合わせは電話やメールでもできますが、具体的な内容が固まるまではイメージの齟齬がないように、合って打ち合わせをするのが一般的です。

これは提案の段階でも同じで、たとえ契約をしていなくても、イメージ通りのWebサイトを作るためにはディレクターがしっかり時間を確保して打ち合わせをする必要があります。
この段階でメールだけのやり取りしかしない、というのはNGな会社です。
まともなWeb制作会社であればコミュニケーションの重要性を分かっているので、こういった対応はしません。

追加料金の説明をしない

Webサイトの内容にもよりますが、サイトを制作していく過程ではどうしても追加の作業やビジュアル素材などが必要になることがあります。
こういった場合、料金システムによっては追加料金がかかります。
もちろん必要があって料金が発生するのですから、見積もり価格より高くなるとしても問題はありません。

ただし、追加料金が発生する可能性があることは事前にきちんと説明をしてくれるのが誠実なWeb制作会社です。
価格だけを重視して、安さで契約を取ろうとしているWeb制作会社は追加料金の説明をしない、もしくは見積もり価格以上の費用は発生しなと言い切るところもあります。
こういった会社は、サイトのクオリティよりも見積もり価格内に収める作業しかしていないので、料金に関する詳しい説明がない場合は選択肢から外しましょう。

アフターケアがない

Web制作を依頼すれば、その後の運用に関してもサポートがあると思っている方も多いかもしれませんが、アフターケアに関してはWeb制作会社によって対応が違います。
中には、契約が終了したら運営をストップさせるWeb制作会社もあるので要注意です。
自社で運用するにしても、そのためのサポートをしてもらわなければ、いくらWebサイトを制作しても運用を継続することができません。

特にWebに関する専門知識を持っている人が社内にいない場合は、アフターケアがあるかをしっかり確認しておく必要があります。
アフターケアがないから悪い会社というわけではないものの、長く運用を続けるにはサポートをしてもらえるのがベストですから、将来的な運用も含めてアフターケアをしていない会社は選ばないのが正解です。

SEO対策の実績がない

Webサイトの運用目的が、検索エンジンからの流入である場合は、SEO対策が必須です。
SEO対策ができなければWebサイトを作ってもまったく成果がでないので、SEO対策の実績がないWeb制作会社には注意してください。

SEO対策に関しては、Web制作会社が作ったサイトが検索上位にヒットするかどうかで確認できます。
SEO対策をしている会社であれば制作実績をきちんと開示してくれますから、逆にはぐらかしたり教えてくれなかったりする場合は、対策をしていないと考えて間違いないでしょう。

打ち合わせの段階で確認しておくべきポイント

事前にしっかり調査をしてWeb制作会社を決めても、意外なところで落とし穴があります。
実は、制作過程にも確認しておかなくてはいけないポイントがあるのです。
これを見逃してしまうと、後々「こんなはずじゃなかった」なんてことになりかねないので、打ち合わせの段階で確認しておくべきポイントをご紹介します。

担当者が企画をしているか

Web制作会社は、自社で企画から制作、サポートまでを担当しているところもありますが、小規模な会社だと企画を外注しているところがあります。
外注の場合、いくら担当者と綿密に打ち合わせをしても、企画をするクリエイターとは正確な意思の疎通ができないため、イメージ通りに仕上がらない、制作に入るまでに時間がかかるなどのリスクがあります。

自社でデザインをしているか

デザインに関しても、企画と同じく外注している会社があります。
そのため、意思の疎通が図りづらい、イメージとの相違があるなど企画と同様のリスクがあります。
また、デザイナーの委託費用は高額なので、クオリティが低くてもデザイン料が高額になります。

また、自社デザインだとしても、テンプレートを使っている場合があります。
テンプレートデザインでは、費用をかけてWeb制作をしても他のサイトと似たり寄ったりになってしまい検索上位の表示が難しくなるので、デザイン実績を確認してください。

ソフトの種類

制作で使うソフトがフリーソフトの場合、セキュリティやサポート面でのリスクが伴います。
例えば、多用されているWordPressには脆弱性があることが分かっていますが、こういったフリーソフトを使っているようであれば、不具合やサービス終了が起こったときにすぐに対応できません。
アフターケアで対応してくれる保証があれば問題ありませんが、具体的な保証がないようであれば、専門知識がなくても更新や修正ができるソフトを使っているかを確認しておくことが重要です。

誠実なWeb制作会社をしっかり見極めましょう

Web制作会社はクリエイティブな印象があるので、どこもプロ目線で真摯に取り組んでくれるイメージかもしれませんが、どの業界でも同じで利益優先の会社や仕事がいい加減な会社があるのが実情です。
ですが、ここで挙げた注意点を踏まえておけば、相談や見積もり依頼を出している時点で、良いWeb制作会社かどうかを判断することができます。
契約前であれば、不要なトラブルが起こることもないので、会社の知名度や見積もり価格の安さなど表面的なものに惑わされずに、しっかりWeb制作会社の本質を見極めてから契約に進むようにしましょう。