「WEBマーケティング・離脱率の改善」

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離脱というのは、一般的にはその場から離れるという意味合いがあります。
一方WEBマーケティングで使う離脱というのは、WEBサイトを閲覧するのを止めるとか、他のサイトに移動するという意味合いになります。
もちろんどんな人も永遠に同じWEBサイトを閲覧し続けるという人はいません。
例えばあるサイトのトップページから、具体的な商品ページに移動をしてそこで離脱する人もいれば商品購入にまで至る人もいます。
従ってどのページで離脱したのか?という点で離脱したかどうかをカウントするようになります。
ここではそんな離脱率の改善についてご紹介します。

WEBマーケティングでよく使う離脱について

冒頭でご紹介したように、WEBマーケッティングではどのページでユーザーがWEBサイトの閲覧を止めたのか?あるいは他のサイトに移動したのか?といったことを把握することはとても大切です。
それこそ検索サイトやWEB広告等からサイトに流入してきたユーザーが、本来の目的に反するサイトだと認識すれば、サイトの閲覧を中止して離脱してしまいます。
あるいは、他のサイトに移動してしまうでしょうね。
ところがそのサイトの商品やサービスが気に入れば、商品購入やサービスを受けるようになります。
その代わり、どのケースにおいても離脱がよくない!とは言い切れないのも確かです。
例えばお目当てのお店に行くために、お店のホームページに掲載されているアクセス方法を閲覧しているユーザーがいたとします。
そしてお目当てのお店が見つかれば、そのサイトの閲覧を止めてしまうハズです。
もちろんそんな場合は、離脱がよくないとは決して言えません。
あるいはお目当てのお店の電話番号だけを調べるために、そのお店のホームページを閲覧したというユーザーもいるでしょうね。
そんな方の場合も電話番号が分かれば、それ以上そのホームページを閲覧する必要もありません。
そうなるとその後すぐに、サイトを離脱してしまうでしょうね。
そうしたことからも一概に離脱が良くないとは言えませんが、WEBサイトに魅力を感じないので離脱するというユーザーに関しては離脱を回避する対策が必要になります。
ここではそんな対策が必要な離脱についてご紹介します。

離脱率について

すでにご紹介したように、大まかな離脱の意味合いはご理解いただけたかと思います。
そこで離脱の割合、つまりは離脱率について具体例を挙げながらご紹介してみたいと思います。
例えば検索サイトや広告ページからWEBサイトに流入してきた以下の3人のケースを例に挙げながら、離脱率についてご紹介してみたいと思います。
1人目:トップページ⇒2ページ目⇒商品ページ⇒離脱
2人目:トップページ⇒商品ページ⇒問い合わせページ⇒離脱
3人目:トップページ⇒2ページ目⇒商品ページ⇒商品購入ページ⇒離脱
これらの3人の例で、商品ページの離脱率を算出してみます。
商品ページに関しては、3人とも閲覧されています。
そのうち、1人だけ商品ページを閲覧後に離脱されています。
すると商品ページの離脱率に関しては、1人÷3人で0.33%となります。
また商品購入ページは、購入手続きが完了すればユーザーは必ず離脱します。
従って商品購入ページというのは、当然のことながら離脱率も高くなります。
その場合、離脱率が高いからといって改善する必要はありません。

離脱率と直帰率との違い

すでにご紹介したように離脱率は、あるWEBサイト内の各ページを閲覧後にどのページで離脱したかを割合で表す用語になります。
従って、ページごとに離脱率を算出することができます。
一方離脱率によく似た用語に、直帰率という用語があります。
この直帰率とは、検索サイトや広告サイト等から流入してきたユーザーが、最初に閲覧したページから他のページに移ることなくそのサイトを離脱してしまった割合をいいます。
パット見、離脱率と直帰率とは表現方法を変えただけで、意味合いは同じように思えるかもしれません。
ところがWEBマーケティングでは、離脱率と直帰率とは明確に区別する必要があります。
とりわけ直帰率に関していえば、ユーザーが他のページを閲覧するなどのサイトを離脱することなので、サイトに魅力がない!等の改善すべき問題点があるに違いありません。

離脱率の改善方法について

これまでご紹介してきたように、離脱率については仮に高くても改善すべき問題点がないケースがよくあります。
ちなみに離脱率を調べるにはいろんなツールがありますが、グーグルアナリティクスと呼ばれるツールが無料なのでオススメです。
このグーグルアナリティクスの離脱ページに表示されるデーターで、離脱率を把握することができます。
仮にグーグルアナリティクスの離脱ページに、離脱率が90%と表示された場合10人中9人がそのページで離脱していると判断することができます。
一方離脱率が30%であれば、10人中3人がそのページで離脱していると判断できます。
こうした離脱率のデーターを通して、そのページの離脱率が妥当なのかどうか?という点は十分に検討する必要があります。
ここでは離脱率を把握した結果、改善すべき点がある場合の改善方法についてご紹介してみたいと思います。

離脱率を改善すべきかどうかの検討方法

直帰率と違って離脱率の場合、仮に離脱率が高くなっても改善が必要とはいえないケースがよくあります。
何せ商品やサービスを購入するページであれば、購入後はサイトを離脱するしかありません。
そうなると、必然的に離脱率が高くなるのは言うまでもありません。
ところが、離脱率が高いと問題!というページがあるのも確かです。
例えば、商品やサービスを購入する前のページです。
こうしたページの離脱率が高い場合には、商品やサービスの購入には至らないからです。
その他にもPV数の多いページや滞在時間の短いページの離脱率が高いと、コンテンツの内容に魅力がなかったり、ユーザーのニーズをうまくつかんでいないというケースが考えられます。

離脱率の改善方法

離脱率が高いからとはいっても、一概に改善する必要があるとはいえません。
ところが上述したようなコンバージョンに繋がる前のページで離脱率が高いと、コンバージョンの機会を失っていることが考えられます。
やはりその場合には、離脱率の改善が必要です。
要するにコンバージョンに繋がらないと、そのサイトの存在目的自体もありません。
従ってサイトに訪れたユーザーに対して、商品やサービスの購入ページに繋げるための導線はシッカリと設定しておかないといけません。
あるいはコンテンツの内容に魅力がなかったり、ユーザーのニーズをうまくつかんでいない場合にもページの内容を改善する必要があります。
またどのようなユーザーが、離脱をしているのか?という点も十分に把握しておく必要があります。
具体的な改善方法については、コンテンツの内容自体をより魅力的な内容へと改善するというのが代表的な改善方法として挙げられます。
あるいはその他にも、直帰率の改善方法と同様にサイトを離脱する大きな理由としてユーザーのニーズに合っていないということも考えられます。
さらにはページのデザイン自体が、ユーザーの通読を妨げているという場合もあります。
その場合には、競合する企業サイトや有名なサイトを参考にしながら、心地よいページデザインへと改善していくことも大切です。
とりわけ文字ばかりの堅苦しいサイトデザインの場合には、挿絵や写真等を挿入しながら読みやすいサイトデザインへと改善する必要があります。

まとめ

WEBサイトを開設した際に、直帰率と同様に見落としてはいけない離脱率についてご紹介しました。
ただし離脱率に関しては、ページごとに離脱率が上下するため改善すべきかどうかの判断が難しい面もあります。
そんな場合には、離脱率の検討方法の箇所でご紹介したような観点からチェックをされるとよろしいかと思います。