「E-A-T」とは何か? SEOで重要視されるGoogle品質評価基準を解説

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まずは「E-A-T」とは何ぞや?ですが、Expertise(専門性)・Authoritativeness(権威性)・Trustworthiness(信頼性)といったそれぞれの単語の頭文字を取ったものです。
しかもWEBマーケティング全般に用いる言葉というよりも、グーグルの「検索品質評価ガイドライン」に記されている評価基準の一つになります。
ここではそんなグーグルの評価基準の一種・「E-A-T」についてご紹介します。

グーグルの評価基準の一種・「E-A-T」について

グーグルでは、これまで定期的に検索エンジンのアルゴリズムがアップデートされています。
それは、ユーザーに悪影響を与えるような低品質のコンテンツがあまりにも多いからに他なりません。
そうしたことから「検索品質評価ガイドライン」の中に、「E-A-T」といった条件が導入されるようになったという経緯があります。
ただしこうしたグーグル側の条件というのは、ネガティブな捉え方をすると面倒だな!となります。
ところがポジティブな捉え方をすると、逆にSEO対策が明確になったと捉えることができるのではないでしょうか。
ここではそんな「E-A-T」について、さらに具体的にどのようなものなのか?ご紹介してみたいと思います。

「E-A-T」で明確になったグーグル側の条件

冒頭でも簡単にご紹介しましたが、「E-A-T」についてもう少し具体的に分かりやすくご紹介してみたいと思います。
具体的な紹介に入る前に、この「E-A-T」というグーグル側の条件というのは、その通りにクリアーすれば高く評価されるということに他なりません。
これまで多くの企業が、自社のホームページやブログを検索上位に表示させるために、様々なSEO対策を行っています。
それこそある企業の場合には、良質なコンテンツを提供するという点に重きを置いているかもしれません。
あるいは別の企業では、よく検索されるキーワードをより多く多用するという点に重きを置いているかもしれません。
さらにはSEO対策を専門的に行っているようなIT企業に、お金を支払って依頼している企業もあるかもしれませんね。
いずれの場合でもそうなのですが、例えいろんなSEO対策を行ったとしても、すぐに検索上位に表示されるとは限りません。
そういう意味では、何か月も先のことを見通しながら長い目で行うのがSEO対策です。

Expertise(専門性)について

グーグルが「検索品質評価ガイドライン」の中に記している「E-A-T」の1番目のExpertise(専門性)について、まずはご紹介いたします。
この条件というのは、その字のごとくコンテンツが専門性に特化しているかどうかという点が重要なポイントだといえます。
言い換えれば、専門性に特化したコンテンツであれば、優先的に上位に表示しますよ!という意味合いに捉えることもできます。
やはり私が子供の頃といえば、今日のようにインターネットが普及していませんでした。
そのため何か専門的な知識を得るためには、百科事典というのは必須条件でした。
ところが今日では、グーグルなどの検索サイトが百科事典のようなものです。
それこそ何か分からないことや専門的な知識を得たい時には、検索サイトで調べればすぐに分かります。
おまけにグーグルを利用するユーザーというのは、グーグルにとってはかけがえのないお客様です。
より多くのユーザーが利用すれば、その分広告収入が入るようなシステムになっているのですからね。
中でもExpertise(専門性)という条件は、一番重要視すべき条件ということができるのではないでしょうか。

Authoritativeness(権威性)について

2番目の条件Authoritativeness(権威性)については、多少分かりにくい表現かもしれませんね。
要するに、「このコンテンツの内容は正しい」かどうかという点を言っているのです。
当たり前といえば当たり前のことなのかもしれませんが、それだけインターネット上にはいい加減な情報が錯乱しているということを表しているのかもしれませんね。
またこのサイトのコンテンツが正しいかどうかという点は、より多くのユーザーが訪れた際に初めて証明されることでもあります。
そのため長期的な視野に立ったコンテンツ提供が必要といえるでしょうね。
あるいは「継続は力なり」という言葉があるように、毎回良質なコンテンツをアップしていればグーグルにも認められるようになるのかもしれませんね。

Trustworthiness(信頼性)について

3番目の条件Trustworthiness(信頼性)についても、2番目とよく似た条件といえます。
やはりより多くの人から今アップしているコンテンツが、信頼されているかどうかということを言い表しています。
つまりはそういう観点から、グーグルが評価をするということでもあります。
ところで多くのユーザーに信頼してもらうという点についてですが、公共機関や自治体等のホームページなら疑う人などほとんどいません。
ところが個人で立ち上げているサイトの場合には、それらの機関に比べると信頼度がガクンと下がるのは当然です。
そのため運営者情報を明確にするとか、プロフィールを充実させるなど、サイトを訪れるユーザーの不安を軽減させる努力も必要です。

「E-A-T」を踏まえたSEO対策

すでに何度も申していますように、SEO対策をする上においては優先的にこの「E-A-T」という条件をクリアーする必要があります。
おまけにグーグルが公表している「検索品質評価ガイドライン」では、「E-A-Tを満たす品質の高いサイトを優先して評価しますよ」とハッキリと明記されているのですからね。
逆に言えば、「E-A-T」という条件が満たされていないサイトというのは、低評価して順位決定をしますよ!という意味合いに捉えることもできます。
そこでグーグルが提示している「E-A-T」という条件を踏まえた上でのSEO対策についてご紹介してみたいと思います。

品質評価ガイドラインについて

「E-A-T」という条件は、すでに何度も申し上げているようにグーグルの品質評価ガイドラインに明記されている内容になります。
おまけに品質評価ガイドラインというのは、グーグルがあらゆるサイトの品質を評価する際に真っ先に参考にする解説書のようなものに相当します。
そのため元々は、内部資料として非公開にされていたといわれています。
ところが今日では、一般公開されているため「E-A-T」という条件が重要であるということが誰でも理解できるのです。

YMYL分野のコンテンツは要注意

すでに申し上げているような「E-A-T」という条件以外にも、SEO対策をする上でとくに押さえておきたいポイントというのがあります。
それは、YMYLの分野に関するコンテンツをアップする際です。
ちなみにYMYLとは、Your Money or Your Lifeの略語で「あなたのお金と人生」という意味合いになります。
どういうことなのかと申しますと、年金や保険・投資・クレジットカードなどの金融情報を扱うサイト、あるいは医療の情報を扱うサイト・法律の情報を扱うサイト・災害時の対策や国の対応などに関する情報を扱うサイトのことを言います。
「E-A-T」で言えば、1番目のExpertise(専門性)や3番目のTrustworthiness(信頼性)に相当します。
そのためこうしたサイトというのは、グーグルでもとくに重視しているため優先的に検索上位に表示されるようになっています。
ところが信頼性がないコンテンツ、あるいはいい加減な情報と判断されると大変です。
一気に検索順位を大幅に下げられてしまう恐れがあります。
おまけにYMYLの分野に関するコンテンツをアップしているサイトの場合、順位を下位に下げられるどころか閉鎖に至ったサイトも少なくないとさえ言われています。
そういう意味では、何度も申しますがYMYLの分野に関するコンテンツをアップする際には注意が必要です。

まとめ

SEOで重要視されるGoogle品質評価基準・「E-A-T」についてご紹介しました。
それから申し忘れたのですが、グーグル社の品質評価ガイドラインには著者や運営者情報をシッカリと掲載するようにといった旨のことも明記されています。
やはりSEO対策をする際に、こうしたグーグル社の品質評価ガイドラインというのは真っ先に守るべきいわば憲法のようなものに相当するのではないでしょうか。